国鉄ED77形電気機関車に関するイラストのタグとして用いられているため、本項目では同車両について説明する。
国鉄 ED77形電気機関車
ED75をベースとして、交流電化された路線のうち軌道が幹線に比較して脆弱であるため軸重制限のかかるローカル線区での運用を考慮して軸重可変機能を搭載し、サイリスタ移相位相制御試験機のED93(1968年ED77901号機へ量産改造)の後、ED75501号機の試験結果も踏まえ1967年より量産車が磐越西線に投入された。1970年には増発用に15号機が細部を変更されて追加投入されている。
当初は仙山線・田沢湖線・気仙沼線などへの投入計画もあったが、仙山線では奥羽本線と共用のED78に統一され他線区では輸送事情および電化計画の取りやめなどから投入されず、1986年には1~8・901号機が余剰廃車、1993年には磐越西線の改良でED75が入線可能となったことから用途を失い全廃された。
1号機がJR東日本新幹線車両センター(宮城県宮城郡利府町)敷地内で静態保存されている。