概要
シャア・アズナブル率いるネオジオンが開発したニュータイプ専用モビルスーツ。
型式番号AMS-120X。
当機は、ギラ・ドーガをベースに総帥としてのシャア専用機を開発する過程で試作された機体である。
肩部バインダーに筒状のファンネルを六基搭載し、腹部にメガ粒子砲を装備する事によってその火力を高めているが、搭載されているサイコミュシステムはサイコフレームではなく旧来の物が使われており、加えて火力強化を施した結果、評価試験の際に機動性に難を残すという欠点が発覚し、制式採用は見送られた。
その性能面での不安から開発陣は機体の再設計を迫られ、構造材の一部にサイコフレームを使用したヤクト・ドーガが開発されるに至った。
赤い機体色や腹部メガ粒子砲などの武装コンセプトなど、ヤクト・ドーガの後にシャア専用機として開発されたサザビーを彷彿とさせるものがあり、間接的に開発に影響を与えている物と思われる。