一般的な断面
切断に伴って現れた面(切り口、切断面)、
または生物や機械、建築物などの内部構造を図解するために用いられる表現手法。
切断面を見る方法は、実際に切断する他、
断面の向き
人間の断面の代表的な向きは医療などでは以下のように表現される。動物の場合も、これに準じた表現をする。
- 軸断像(CT断):魚でいう輪切りの方向の断面。CTやMRI、PETではこれが基本となる。
- 矢状断像:唐竹割りのように正面から頭側から足の先まで切断する断面。真正面以外の左右にずれたものも含む。医療では脊椎や女性器、胎児の評価によく用いられる。
- 冠状断像:右から左へ切った断面。美術における表現はあまり多くはないものと思われる。名前はティアラの方向にちなむ。
※当然、これらに当てはまらないような断面もあり得る。
R-18系作品における断面
モザイクなどの倫理的な隠蔽処理の必要な外性器と違い、内臓およびその模式図にはその概念がないため、性器の状態を描写する手法として近年急速に広まった表現手法だ。
外見からはわかりにくい膣内射精描写を明確に表現するために使われることが多い。
その歴史は古く、江戸時代の春画でも使用例がある。
R-18断面の表現手法
幾つかの異なる表現手法が存在する。
大別すると以下の3種に分けられるが、ひとくくりで「断面」もしくは「断面図」として呼称されるケースが一般的だ。
断面図:挿入部位を横や正面から見た図として描写したもの。
内臓を簡略化し模式図的に描かれることも多い。
内部視点:性器内部にカメラを置いた視点で描写したもの。(内視鏡の視点)
透視:被挿入側の体表面に結合部分を透視するように描写したもの。