「儂の命を使って、この者たちをあの世から呼び戻す」
概要
CV:林原めぐみ
一族を蘇らせた女神。
天界に封じられた、記憶を失っている女神である。一族を復活させ、共に行動をすることになる。
自らの命を使って死者を蘇らせる「反魂の儀」を行い、一族を復活させた命の恩人である。そうして死んだはずであるが、後に転生して一族の一員となる。
『俺屍2』での扱い
この先はネタバレかつ批判的な発言があります。
俺の屍を超えてゆけ2の実質メインヒロインにして『俺屍2』の最大の批判点である。
実は本作の宿敵阿部晴明の実母でありラスボス『■■ ■■■』と愛し合った仲。
だが晴明は彼は『一族』に対して殆ど興味を示さず、ストーリー上でも夜鳥子との掛け合いしかない。夜鳥子を自分の元へ連れてくる「ベルトコンベア」としては少しだけ評価してくれるが、それでも「どうでもいいと思ってた連中に一矢報いられる」等のカタルシスは一切ない。
それもまた桝田氏が意図的に入れていたものだから救えない。
なのでストーリーを進める際には夜鳥子を転生させてパーティに入れなければならない。それも4人中の貴重な枠を1人使ってである。
彼女を転生させるための奉納点はどんどん上がって行き、一族を圧迫して行く事になる。
しかも弱い。
クリア後では彼女と戦えるが、今まで散々足を引っ張って来たくせに敵に回ると異様に強くなる。そんなに強いならお前一人で晴明と■■とやりあってろと思ったプレイヤーも続出している。
また今回、堕天する神様は夜鳥子の事をやたら持ち上げてくる存在が多い。
その中でも前作から続投のやたノ黒蝿は人気投票上位で、性能も良かったため男女プレイヤー問わずお世話になった人も多いのだが、夜鳥子はメロドラマ風のアニメで彼を式神にするシーンは多くの前作ファンを憤怒させた。夜鳥子親衛隊。
(ちなみに男性神が夜鳥子の犠牲になってる横で、葦切四夜子などの女性神も■■ハーレムの一員となってるため、男女問わず被害を及ぼしている)
夜鳥子の初転生で彼女を無愛想さを皮肉り、基本的には一族の世話をしてくれているコーちんですら、「晴明を生んだ夜鳥子様の事を憎んでいる?」という問いに対する批判を許さず、「夜鳥子に嫌悪を抱いている」旨の問いをすると「ちっちゃ」と罵ってくる。
要するに作者側の持ち上げが酷過ぎて受け手が総スカンを食らっている典型的なアレである。
だが彼女の初出である「鬼切り夜鳥子」の時点でも設定や性格が変わっているため、小説からのファンでも戸惑いの声が上がっている。
転生してすぐに蘇るにも関わらず遺言は百種類以上も存在。写真に写る際にも一族の着物を着たりしない。交神も出来ない癖に家系図には居座る。
お客様の立ち位置を崩さない癖に大きな顔をしているため、ただ純粋に交神システムを楽しみたい層にとっても邪魔である。
彼女の「趣味:鍋料理」が一族のパーソナリティに影響を及ぼす事は『鍋汚染』『鍋が移る』と言われ、自分だけの一族を作りたい層からも不愉快に想われている。
しかし実の所、彼女のキャラはゲーム中では非常に薄い。
そのため「嫌い」とか「憎い」とか以前に「消えてくれ」「関わるな」というユーザーの声も大きい。
夜鳥子の存在意義
前作で一族をさんざん利用してくれた黄川人と太照天昼子だが、本作では一族を構ってくれる数少ない存在となり、その事に癒されるプレイヤーが続出。
昼子の派閥である神々はそれだけで「夜鳥子親衛隊ではない」という理由で、『ハザードマップ』から逃れることが出来た。
また一族の短命の呪いに対し心の底から応援してくれる苗場ノ白雪姫の優しさが身に染みたプレイヤーも続出した。