桜玉吉とは、日本の漫画家である。有限会社玉屋社長。
MSXマガジン等でのイラストレーションの仕事を経た後、「ファミコン通信」(現「ファミ通」)にて代表作の一つである『しあわせのかたち』を連載。この頃からエンターブレインとの関係は深く、後に『しあわせのかたち』2代目担当であった金田一健氏が編集長となって「コミックビーム」が立ち上げられた際、本誌上にて「漫玉日記シリーズ」を連載し、同誌の目玉の一つとして長らく注目されていた。長年、「ファミ通」誌上にて広告4コマを連載していた。
エンターブレイン系以外では、「月刊アフタヌーン」誌上にて多分ゲーム紹介漫画である「なあゲームをやろうじゃないか!!」(通称「なげやり」)を連載していた。
漫画家としての活動以外では、『サンサーラナーガ』シリーズのキャラクターデザインや、「ピキーニャ!」のキャラクターデザインなどを務めている。
長年うつ病に苦しんでおり、『御緩漫玉日記』の連載終了後は漫画家としては大規模な連載作品発表は行っていない。前後の状況からファンの間からは安否を気遣う声が上がっていたが、2012年、コミックビームの震災1周年企画に対して、当日の自身を綴った「3.11 金曜日」を寄稿した。同誌によれば、近日中に再度何らかの連載を開始する予定とのことである。
2013年9月、なんと!押しも押されぬ超メジャーな大人の雑誌週刊文春にて新連載を開始した。タイトルは『日々我人間』(ひび割れ人間)という諧謔を持った半ページほどの日記漫画である。
代表作
- のんきな父さん
- しあわせのかたち
- 漫玉日記シリーズ(防衛漫玉日記、幽玄漫玉日記、御緩漫玉日記、漫喫漫玉日記)
- なあゲームをやろうじゃないか!! (なげやり)
- ブロイラーおやじFX
- ゲイツちゃんXP
- 読もう!コミックビーム
- 日々我人間
関連人物
- 奥村勝彦 (O村) - 「ビーム」編集長、「桜玉吉のかたち」編纂者
- 牧野信康 (ちょりそのぶ、ちょりぞう) - 友人
- 武井宏之 (カメさん) - 元アシスタント
- 肉柱ミゲル (みげー君) - 元玉屋社員
- 加川良 (田中パンチ) - 「しあわせのかたち」初代担当
- 金田一健 (金ちゃん) - 「しあわせのかたち」2代目担当、「ビーム」元編集長
- 広瀬栄一 (ヒロポン) - 「しあわせのかたち」3代目担当、後も関係が深い
- サイバー佐藤 - 友人
- 押井守 - 「サンサーラナーガ」関係 ドラマCD「しあわせのかたち」関係 また押井は映画評、ゲーム評などの挿絵に桜を起用している。
- 真野匡/まのとのま - 姉