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漫玉日記

まんたまにっき

桜玉吉・作、コミックビーム(一部は前身である「ファミコミ」)連載。同氏の代表作の一つである連載漫画シリーズの総称。「防衛~」「幽玄~」「御緩~」「漫喫~」の4作品に分かれているが、基本的に氏の日常に創作を交えて綴る私記的作品である。メディアミックスは行われていない。
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漫玉日記シリーズとは、桜玉吉による連載漫画作品シリーズである。

概要

コミックビーム連載。同誌の目玉連載の一つであった。桜玉吉の同じく代表作である「しあわせのかたち」の後期同様、氏の日常を創作を交えて綴る私記的作品である。

桜玉吉はこの連載の途中で鬱病を発症し、この関係から特に中期作品から陰鬱さを感じさせる作風が目立つようになる。また私的事情の混乱もあってか作画作業がギリギリになることが多かったらしく、鬱の影響もあって、特に後期作品では作風が大きく変化したり、作画が安定しなかった。

写植を原則として全く使用しておらず、書き文字は全て手書きである。また漫画的な「絵と吹き出し」によるセリフ描写ではなく、原則として状況説明の文と、その中にセリフも描写されるという形式が基本であった(あくまで基本であり、時折吹き出しを使用することもあった)。

作品別概要

本シリーズは、4作品に分かれている。「トル玉」のみファミコミ、以降全てコミックビーム連載。

防衛漫玉日記/トル玉の冒険

初期作品。私設地球防衛軍(釣りサークル)での活動を主に描く。作風は「しあわせのかたち」のタッチが色濃く残っているが、「しあわせのそねみ」に見られた濃厚でレアーなタッチが出てくることもあった。
「トル玉の冒険」はファミコミ連載時の初期タイトル。後にコミックビームに移行した際に地球防衛軍がテーマに据えられ、タイトルが変更になっている。単行本は「防衛漫玉日記」名義、ビームコミックス全2巻完結。

幽玄漫玉日記

前・中期作品。鬱病を患った氏がその原因が漫画家としての活動にあると悟り、今後についてヒロポン(担当編集の広瀬氏)と協議した結果、仕事をサポートする組織として有限会社・玉屋を興すことを決意してからを描く。
連載途中で鬱症状が再燃することが何度かあり、外交的な活動が描かれた「防衛~」に比べて独特の心情描写が行われる場面が何度か見られた。ビームコミックス全6巻完結。

御緩漫玉日記

後期作品。「おゆるりまんたまにっき」と読む。念願であった伊豆に居を構えてからの日々と、過去の物語を交えたややセクシャルな物語を描く。「幽玄~」の前半に「後年はおっとりエロ漫画を描く」と言う記述があったが、これを意識しているのかどうかは不明。
連載途中で虫垂炎で生死の境を彷徨い一時連載を中断したこと、また鬱病に加えて解離性同一性障害を発症したことで連載を中止したこともあり、「過去編」の物語は未完になっている。ビームコミックス全3巻完結。

漫喫漫玉日記/伊豆漫玉日記

休載期間を経ての再始動作品。宣伝四コマ(「読もう!コミックビーム」と思われる)の入稿のために訪れたネットカフェ東北地方太平洋沖地震に遭って(「3.11 金曜日」)からの日々を描く散発連載作品。桜は「漫喫~」の執筆途中から「伊豆~」の前半にかけてあるネットカフェに自主的に缶詰になっており、ほぼ住民と化していた。鬱症状が相変わらず寛解に向かわない(曰く「家の中ではほぼ固まっているのでアイデアノートを使うのは外」「気分が沈むと四コマすら描けない」)関係もあって半ば隠棲に近い生活を送っている関係もあり、シリーズ恒例の登場人物はO村と桜の家族くらいしか登場しない。
ビームコミックスとして「漫喫漫玉日記・深夜便」「伊豆漫玉日記」が刊行中(この他「漫喫漫玉日記・バイク便」があるが、これは事実上「読もう!コミックビーム」の単行本である)。週刊文春連載の「日々我人間」と同時進行しており、特に「伊豆~」には共通したエピソードも出てくるものがある。

主な登場人物

一部の登場人物は「しあわせのかたち」から継続している。

桜玉吉

作者本人。該当項を参照されたし。

ヒロポン

前期の担当編集であった広瀬栄一デスク。「しあわせのかたち」終盤から当人の希望で狂人として描かれるようになったが、本シリーズでは真面目な姿もみせている(特に「御緩」では狂人としては描かれていない)。

O村

コミックビーム編集長(当時。現・編集総長)の奥村勝彦氏。桜玉吉本人との個人的な親交も深く、「御緩」連載終盤~「漫喫」では自ら担当編集を務めているかのような描写も存在する。

ちょりぞう

「ちょりそのぶ」として知られる、桜玉吉の友人・牧野伸康氏。主に「幽玄」に登場。

ボン子

「防衛」に登場。エンターブレインの女性編集。「当時のエンターブレイン女性編集あるあるをモデル化した架空の人物」とされている。

F税理士

「幽玄」に登場。玉屋の担当税理士。桜玉吉と個人的な趣味が合い、玉屋設立に協力することとなる。

みげー君

「幽玄」に登場。玉屋のアルバイト社員であり、玉屋では最も若いメンバーとなった。後の肉柱ミゲル

オーバ君/アゴル

「幽玄」から登場。後期の担当編集であり、後に「ハルタ」の編集長となる大場渉氏。

ぱそみ

「幽玄」の後半と「御緩」の冒頭に登場。桜玉吉と親交のあった無職の女性。「なげやり」にも「ぺそみちゃん」という名前で登場している。実在する人物であるとされており、「幽玄」コミックスには写真も出ているが本当に本人かどうかは不明。

牛田トクコ

「御緩」の過去編に登場。担当編集の白瀬(=ヒロポン)がアシスタントとして紹介した、某アニメ・漫画専門学校の学生。今で言う腐女子の気がある模様。彼氏持ち。
作品の内容や「御緩」自体の末路の問題もあり、実在する人物かどうかは明かされていない。しかしながら「御緩」過去編が該当する時期(牧野氏と関係が離れている、私的事情が混乱している、代アニと関係が出来ている等「防衛」連載時期の状況とほぼ合致する)から、実在した上で前出のボン子のモデルにもなっているものと推定される(実際作中ではよく似た姿で描かれている)。

白鳥

「御緩」の中盤に登場。当時桜と交際していたらしい女性。当初は「脳内彼女」として登場していたが、実在する人物だった模様。ただし「外見は似ていない」とのこと。

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