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フリーダムウォーズの編集履歴

2014-08-25 22:33:42 バージョン

フリーダムウォーズ

ふりーだむうぉーず

フリーダムウォーズ(FREEDOM WARS)とは、ソニー・エンタテインメントジャパンアジア(SEJA)より2014年6月26日に発売されたPlayStation Vita専用ゲームソフトである。

概要

制作はゴッドイーターシリーズを手掛けたシフト(原案)と、ディンプス、SCEジャパンスタジオの三社による協議で行われた。


特色

「“奪還”マルチプレイアクション」と銘打たれた本作は、従来のハンティングアクションゲームと異なり、必ずしも敵を討伐することが目的ではなく目標の奪還に主眼が置かれいる。

そのためか後半に行くにつれて敵の耐久力がどんどん増加していき、最後の方では単独のアブダクターを下した程度の腕前のままでは勝利が困難になってくるほどである。

DLCのボランティアも今の段階では軒並み最高難易度ばかりなため、アクション系が苦手な人には難しすぎる節がある。おまけにゲーム自体の難易度設定も不可能。

一部攻略サイトでは終盤はHPを特盛するのが絶対条件とも言われており、かといって素材がその終盤でしかドロップしないというジレンマから途中でクリアを諦めてしまうプレイヤーも少なくなかった。


余談だが、都市国家対戦や天罰ボランティアの仕様上一部素材が入手不可能、ないしは入手困難だったりストーリーが尻切れトンボだったりと現段階でのプレイヤーの評価は後半の難易度が高すぎることも相まってあまりよくない。(※アップデートで改善の兆し有り)


なお、このゲームにはレベル、防具といった概念が存在せず、ブースターというツールを使って自身のステータスを底上げしていくのだが、重ね付け不可、コストがカツカツ、効果が微妙という事もあって、終盤ではHP強化系とキャンセラー系以外はあっても無くても大差ないという扱いを被っている。

武器も強化のレベルごとに違うランクの素材を要求されるので途中で素材が用意できなくなり性能不足でごり押ししなければいけなくなりがち。

結果ソロプレイでは素材が揃わない限り運が味方しなければいつか勝てる日は来ないといっても過言ではない。


現段階では半端な気持ちで手を出すのはやめておいた方がいいかもしれない。


ストーリー

近未来、資源が枯渇し荒廃した未来の世界…。

外界で生きることが困難となった人類は、各地に牢国(ろうごく)都市“パノプティコン”を建設し生き残っていた。しかし、資源の枯渇した世界で生き延びるための研究・資源を手に入れるため人類は互いに争うようになった。


そして、そんな世界で生きるため“パノプティコン”では強固な監視社会が築かれ、そこではあらゆる人間が懲役によって管理されていた…。


人間が生きる罪、―懲役100万年―。


用語

咎人(とがびと)

懲役100万年を課せられた重犯罪者。

この世界では資源を食い潰すだけの存在は罪とされる。“パノプティコン”内での生活は保障されているものの、あらゆる権利が認められておらず、独房内で5歩以上歩く、私語を言う、横になって休むことすらも禁止され、違反した者は罰として懲役が加算される。


市民(シヴィリアン)

“パノプティコン”の発展を支える高度な技術力を持つ技術者。

存在そのものに価値があり、咎人とは異なり懲役は課せられていない。“パノプティコン”間ではその能力を巡って奪い合いが頻発している。

咎人を見下している市民が大多数を占めているが、実際には咎人に守られていなければいつ攫われてもおかしくない脆弱な立場でもある。


アクセサリ

咎人を監視するために作られた生体アンドロイド。

男性型と女性型があり、咎人のためにパノプティコンから配給される携帯端末・携行兵器であり、パートナーともなる存在。パノプティコン内及びボランティア中は、咎人に常に付き従い、パノプティコンからの指令を伝達すると共にその行動を監視している。

ある程度以上の権限を得るとカスタマイズが可能となる。学習機能があり、長期にわたって咎人と行動を共にした個体はその咎人に対してある程度の便宜を図ってくれるようになるなど、人間的な一面が生まれる。

咎人の中には仲の良い市民に依頼して本来認められていない不正な改造をしてもらうものもいる。


ボランティア

咎人に対し発行される戦闘行為のこと。

市民の奪還、資源の回収、制御システムの制圧、目標の排除…など様々な種類があり、これをこなす事で咎人は懲役を減刑される。さらにそれとともに“恩赦ポイント”と呼ばれる通貨に相当するものを得ることができ、それを使って権利を開放することができる。

なお、現在友軍アブダクターの護衛というタイプのボランティアは序盤の一回以外確認されていない。


パノプティコン

地上に生きる人類が身を寄せ合う都市。

長くて発音しにくいためか「PT(ピーティー)」と略されることが多く、他のPTとは友好関係にあるところもあれば、敵対関係のところもある。

基本的にPT同士の戦いは勝った方が負けたほうを吸収して勢力増強を図るのが一般的で、敵PTを滅ぼすようなレベルの戦いはほぼ無いと言われているが…。

余談だが、PT法のPTはパノプティコンの略ではないらしい。


天獄(てんごく)

高度な文明を持ち、空中に君臨する都市国家。

地上に生きる人々を「傲慢」と謗り、「傲慢の収穫」のため各PTに一斉攻撃を行う「天罰」を行使する。人間もまた資源と見ているため、天罰の際には市民を拉致している。ただし咎人には価値がないと考えているため迷わず抹殺する。

ただ、傍から見ると天獄側の方が傲慢とも取れる。

ベアトリーチェ曰く、「地上のPTよりは綺麗だが寂しい雰囲気があり活気がない」とのこと。


アブダクター

略奪者とも呼ばれる巨大な生体兵器。市民を巡る戦いで投入され、市民を捕獲すると鳥篭(ケージ)と呼ばれる部位に収納して搬送する。様々な機種と武装が存在し、どの攻撃も咎人の命を一撃で奪う強力な力を持つ。パノプティコン同士の抗争で使用されるアブダクターは「人工アブダクター」と呼ばれており、それらの元になった“天然物“と『原初の三機』と呼ばれるオリジナルも存在する。

人工アブダクターは天獄が操る”天然物”の残骸から技術をリバースエンジニアリングして作られた所謂模造品だが、局地戦仕様の機体を用意するだけの資源が確保できないために機体を上半身と下半身に分割し、ボランティアの内容や戦闘区画の地形、天候などに合わせて本体パーツや装備を付け替えるという形で何とか対応している。そのため拡張性が非常に高く戦場を選ばない汎用性を誇る反面、”天然物”と比較すると見劣りする部分がある。


フラタニティ

非合法結社にしてPT世界の実質的流通王。元咎人、元市民の構成員も数多く存在し、自分の知り合いの中にフラタニティ関係者がいてもおかしくないほどにほぼ全てのPTに深く入り込んでいる。

PT上層部も非合法ではあるが彼らがいないと流通が滞って資源確保が困難になってしまうために止む無く黙認している節があるなど、実はPTよりもヒエラルキーは上とも取れる。

その力はフラタニティを怒らせた咎人は資源確保ができなくなり活動不能に追い込まれるといわれるほど。つまりその気になればPT一つを兵糧攻めで滅ぼすことも不可能ではない力を持っていることになる。だが、食事処「ガソリン」の店長にだけは頭が上がらないらしい。


登場人物

主人公

プレイヤーキャラクターの咎人。

性別・容姿・声をカスタマイズすることができる。

ストーリー開始前から既に咎人として活動していたが、オープニングイベントのボランティア(戦闘)中に重傷を負ったことで記憶喪失になり、“記憶という財産を失った罪”で懲役100万年を科され、第1階層から再教育を受けることになる。

ウーヴェの台詞から鑑みて、彼(彼女)は記憶の定着が不完全でたびたび記憶を失っていたようだ。


主人公のアクセサリ

咎人であるプレイヤーのパートナー 兼 監視者である生体アンドロイド。

再教育プログラムを受講する主人公にPTから改めて配給された。

主人公同様、性別・容姿をカスタマイズ可能で、後の権利申請で服装やセリフなども編集可能になる。

なお、記憶を失う以前のアクセサリは、そのボランティアで敵が投入していた大型アブダクターとの戦闘で破壊されてしまい、後にフラタニティによって資源として横流しされてしまった。


味方の咎人たち

ウーヴェ・“サカモト”・カブレラ(CV.中田譲治)

ムッチン天使

勇猛果敢な歴戦の勇士(タフなヒゲヅラ)

過酷なパノプティコン社会で長年生き延びてきた歴戦の勇士。

イカツイ外見とは裏腹に面倒見が良く、彼の背中で教え導かれた咎人は数知れず存在する。

主人公のことは以前から顔見知りであるらしく、再教育プログラムの間も何かと気にかけ面倒を見てくれる。


マティアス・“レオ”・ブルーノ(CV.石田彰)

Shazな親友(シャズなマブダチ)

主人公と同じ時期に第1コードの教育プログラムを受けた新人の咎人。

初めは記憶喪失の主人公を嘲笑する発言もあったが次第に打ち解け、共にボランティアを乗り越える「相棒」として、ときには協力、ときには張り合いながら上位コードに昇格していく。

モザイク街育ちで昔はヤンチャをしていたらしく、楽天的なノリや歯に衣着せぬ発言も目立つ。

良くも悪くも今どきの若者らしい正直な男。「Shaz(シャズ)」と言う単語をよく口にする。

一方で、仲間想いで頼まれると嫌とは言えないところもあり、その性格が災いすることもしばしば。


カルロス・“テオドシウス”・ジンナー(CV.藤原啓治)

「Shall We Dance?」

飄々とした快楽主義者(スカしたC調男)

主人公の所属するPTと友好関係である「ノーグPT」に属する咎人。ウーヴェのライバルにして悪友。常に自分が楽しめるかという部分に焦点を置いて行動しており、懲役を減らすことや仲間のことはどうでもいいと考えている快楽主義者。冗談とも本気とも取れる発言で周囲を煙に巻き、なぜか別PTの主人公PTに入り浸っているなど本心が読めない。


ベアトリーチェ・“リリィ”・アナスターシ(CV.中村繪里子)

運命と変革の鍵(ヒロイン)

数奇な運命を持った謎の女性。パノプティコンの深部に囚われていたところを主人公に救い出された後、ユリアンの機転で咎人としてデータベースに登録され、主人公と共に戦いに身を投じる事になる。

元がエンジニアだったためか、アブダクター絡みの話になると誰も追随できないほどにマニアックな話を展開したりする悪癖があり、子供相手にまでアブダクター絡みのマニアックすぎる遊びを展開してドン引きされている。


エルフリーデ・“サカモト”・カブレラ(CV.東山奈央)

戦闘系最強乙女(アルティメット・ガール)

ウーヴェの実子。幼い体格とは裏腹に高い戦闘力を持った咎人。非合法な闘技場「ロイヤルラウンド」に君臨する現役最強のチャンピオン。ベテランであることを自負しており、主人公やマティアスに対し先輩風を吹かすこともあるが、戦闘技術から精神面のケアまで精通した頼れる存在である。


ニーナ・“エリザベス”・ディアス(CV.中上育実)

男勝りで強引な性格だが、面倒見のいい姉御肌。

咎人でありながら、刑罰を気にせず自分のしたいように行動する自由人でもある。

主人公が記憶を失ったボランティアにも参加しており、再教育プログラムの際には一度様子を見に現れている。また、新人歓迎会を企画し、間接的ながら咎人同士の交流の場を作った。


カイ・“ヴォルフ”・シルバ(CV.宮下栄治)

カイさん

涼やかな顔立ちのクールな青年。

あまり群れず口数が少ないため冷たい性格に思われがちだが、内面は仲間想い。

周囲を冷静に観察し、ときには主人公に助言をくれることも。


ハル・"ベイブ"・ヴィトー(CV.江口拓也)

ふふ、悪くない・・・・・・!

誠実なメガネの青年。

普段は紳士的で爽やかな性格だが、実はかなりのドMで時々ドン引きするような発言をすることもある。妹のアンを溺愛しているが、若干過保護な面も。


アン・“チャーム”・ヴィトー(CV.麻倉もも)

礼儀正しい黒髪の少女で、ハルの実の妹。

世話好きでしっかり者だが、よく転んだり迷子になったりとどこか抜けたところがある。

自分の失敗談を吹聴する兄に気苦労しているが、共にボランティアに参加するなど堅い信頼で結ばれている。

なお、この兄妹の刑期は常に同じ年数で揃えられている。


マリー・“アルマ”・ミラン(CV.夏川椎菜)

マリー・"アルマ"・ミランちゃん

気弱で人見知りの激しい少女。

「ガソリン」での歓迎会で主人公と友達になる。後ろ向きな言葉を漏らすこともあるが、主人公や他の咎人との交流で、徐々にだが積極的に発言するようになる。

武器マニアで、武器のことを語り始めると止まらなくなる。


セルジオ・“ヘルゲート”・コクトー(CV.後藤ヒロキ)

ウーヴェと同じくベテランの咎人。

軍人気質で、常々主人公ら若い咎人に厳しい態度で当たり、様々な知識を享受する。

それらは若者の成長を願ってのための行為で、彼らと身近に接するためにわざと低い階層に留まっている。


ビリー・“レパード”・コレル(CV.山下誠一郎)

マティアスを「兄貴」と呼び慕うリーゼントヘアーの青年。

彼がモザイク街でヤンチャしていた頃の仲間。喧嘩っ早い性格だが、実はヘタレ。

歓迎会に出席していないので当人と直接会話しないと仲間になってくれないが、普段いる場所の関係上、気付かれずにスルーされることが多い。

なお、会話では妙な横文字のワードを多用する


シズカ・“フェイク”・ローラン(CV.雨宮天)

フード姿の淑やかな女性。

常に丁寧語を用いた優しい言動だが、時折、かなり直接的な罵倒や皮肉を織り交ぜる腹黒さを見せる。

人類の歴史や過去の文化に精通した知識人なのだが、同時に独特の趣向の持ち主でもあり、稀に傍から見たらドン引き間違いなしの変態じみた発言も飛び出すことがある。

アクセサリに並々ならぬ愛情を注いでおり、ボランティア同行時に見られる彼女のアクセサリは他者に比べ一際派手である。いつか、アクセサリに自分以上の美を見出すことが夢であるらしい。


その他

アリエス・M(CV.原由美)

幽界の導き手(会えないガールフレンド)

主人公の前にたびたび現れる不思議な女性。しかし彼女と会えるのは夢のような不可思議な空間のみ。何かしらの目的があって主人公と接触しているようだが、その全貌は不明である。


ナタリア・“9”・ウー(CV.浅川悠)

フリーダムウォーズ

戦う“法と秩序”(戦うパノプティコン)

安全保障局第35社会防衛群社会調査会隊長。パノプティコン上層部の意志の代弁者であり、厳しい取り締まりで恐れられている女憲兵。しかし、それは仲間を守りたいという愛情から来るものであり、普段はそれを押し隠して苛烈に振舞っている。

そのためPT上層部が時折訳の分からない命令や納得いかない指示を出したりすることに対して表面上は諾々と従っているものの内心歯がゆく思っている。


ユリアン・サダート#e(CV.赤羽根健治)

お口チャックシステム

小柄な協力者(リトルビッグフレンド)

市民(シヴィリアン)。他の市民に比べ繊細で真面目な性格であり、そして恐妻家。アブダクターに拉致されたところを主人公とマティアスに助けられ、以後は交流を続けて仲良くなっていく。

ハッキングやデータ解析の技術に長け、アクセサリの改造や主人公の手に入れたコードの解析などで協力する。

PTの生産計画局に定められた家庭を持ちながら、何かと妻の惚気話が飛び出すことから一部では「仮想妻なんじゃないか?」と言われているが定かではない。


シルヴィア・アナスターシ(CV.井上麻里奈)

追撃の戦乙女(危険なビューティー)

高度な文明を誇る空中都市「天獄」の対地上部隊の隊長格の女性。

苗字からわかるようにベアトリーチェの妹である。

行方不明となっている姉を探すために地上へとやってくるが、同時にある任務もこなしている。

性格が苛烈なうえに思い込みが激しく、おまけに視野が狭いので相手の言い分を一切聞かずに一人で勝手に盛り上がって相手に理不尽な思いをさせることが多い。おまけに変に嫉妬深く更にツンデレの気まであるなど戦闘能力はともかく人格面ではかなり残念な節がある。


アーベル・“シュトラーフェ”・バルト(CV.諏訪部順一)

アーベル

地上最狂の咎人(ぶっちぎりのヤバイヤツ)

プレイヤーPTと敵対するホウライPTのエース。そして世界最強の咎人の一人。

その行動理念は狂気とも言え、アリエスに導かれる主人公や、本作のキーであるベアトリーチェとも深く関わっていく事となる。元はニライカナイPT所属だったが、ある事件が原因でニライカナイは崩壊、以降ホウライPTに身を寄せている。

余談だが、パッケージ裏の絵で彼の頭上の数字(残刑期)は|9,999,999|(カンスト)と表示されている。


関連タグ

ゲーム SCEI

咎人 アクセサリ(フリーダムウォーズ)

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