声:伊藤和晃
概要
作中では既に故人。享年32。
ネジには「分家は宗家を守るために存在する」と教えていたが、その一方で誰よりも日向の才に溢れたネジを分家の人間として生んでしまったことを悔んでおり、宗家に対して憎しみに近い感情を抱いていた。
ネジが4歳の時、日向一族の血継限界「白眼」を狙ってヒナタを誘拐しようとした雲隠れの里の忍頭をヒアシが殺害してしまうという事件が起き、四代目雲影エーは自分達の行いを棚に上げて結んだばかりの平和条約を盾に、木ノ葉に対して「ヒアシの死体を渡せ」という理不尽な要求をしてきた。
雲隠れとの戦争を回避しようとした木ノ葉上層部と日向家の意向で、ヒアシの双子の弟であるヒザシが身代わりとなり、遺体は雲隠れに引き渡されたのだが、この事が切っ掛けでネジは宗家の人間達を激しく憎むようになってしまう。
ネジはずっと父は宗家に無理矢理影武者にされて死んだと思っていたが、実際はヒザシが兄と家族、そして里を守るために自らの意思で死を選んだのであり、中忍試験本戦でうずまきナルトに敗北したネジの病室でヒアシが彼に真実を伝えると共に謝罪した。
第四次忍界大戦では薬師カブトに穢土転生され、忍連合軍の一員として戦争に参加していたヒアシと交戦。白眼で息子のネジがヒナタとお互いを守り合いながら戦う姿を見て驚くとともに、かつて宗家と分家がいがみ合っていた日向一族が変わりつつあることを実感していた。
その後は穢土転生が解除されたことで、その魂は浄土へ還っていったと思われる。