表記揺れ
概要
フクロウ(owl)と熊(bear)のハーフであるキャラクター。名前もそのまんま合体させただけである。
他者の心を読む能力を持ち、大抵の攻撃をかわすことができるが、短気だからか読まずに襲い掛かってくることが多い。顔と声がおっかない乱暴者のため周囲から敬遠されている。強きを助け、弱きをくじく性格。鮭を捕ろうとしたり蜂蜜が好物だったりと、フクロウより熊の性格が強く出ている模様。
各作品での特徴
魔導師ラルバ
元々はMSX2用のアドベンチャーゲーム『魔導師ラルバ』の最終話(DiscStation連載版では3話、製品版の総集編では4話)に登場した魔物で、同作のボスである闇の魔導師ラルバの最後の刺客。心を読む能力も同作品からの出展。
『魔導師ラルバ』は『魔導物語』のスタッフがそれより以前に製作したゲームで、後の魔導シリーズにもいくつかの要素が引き継がれている。アウルベアの「魔導師ラルバの手先」という設定も、名称のみ『ぷよぷよ』シリーズでもそのまま使われている。
『魔導師ラルバ』ではハチミツの匂いにつられて現れ、主人公のサイバーキャット達をその読心能力で苦しめるが、「ぼーっとする」作戦により空っぽの心が読めず戸惑い発狂し、ラルバから役立たず扱いされて燃やされてしまう。
「このやくたたずめ!」「ラルバさま!おゆるしを!」「ならぬ!」「うぎゃあああ!」
この時の「お許しを!」というフレーズは後の『魔導物語』シリーズでも受け継がれた。なお、初登場の時点で豪快にレンガを破壊したり「おんどれえええ!」とかなりうるさい乱暴者なキャラが既に確立していたが、この頃は一人称は「わし」で語尾も「-じゃ」とやや爺さん臭い口調だった。
魔導物語A-R-S
『魔導物語A-R-S』のアルル編では、森の乱暴者として登場し、ストーリー内では3回戦うことになる。ここから一人称は基本的に「オレ」「オレ様」になった。
3回目の戦いはラスボスとして登場。
「2度の敗北が このオレに すさまじい技をさずけたのだ うけてみろォォおォ!!」
ここでも読心術を使いこなし、心を読まれてダメージを完全回避されてしまうためまともに戦えないのだが、とある魔法で思考能力を封じることが出来る。
「ぬぅおぉぉぉ! これでは 頭の中を読めぬぅぅぅ!」
ぷよぷよ通
『ぷよぷよ通』では、2階・六歌仙フロアの延長戦(隠しボス)として登場する。他に、SFC版などの「やさしいぷよぷよ」では、SFC版ではステージ1に、SFC版のリミックスおよびSFC以外のハードでの「やさしいぷよぷよ」の「はじめて」ではステージ3に、それぞれ出現する。
ぷよぷよの際に相手の心を読む能力は使っているのかは不明だが、連鎖はあまり得意ではない模様。
セガサターン版魔導物語
SS版『魔導物語』ではボスの1人として登場し、心を読む能力をフル活用してこちらの攻撃を100%回避する。ただしアルルのファイヤーだけはこの能力でも避けられず、しかも毛皮に燃え移って火達磨になることで冷静さを失い、心を読めなくなるため、そのスキを付けば他の攻撃も通用する。
ぷよぷよ!!クエスト
『ぷよぷよ!!クエスト』では青属性。当初は「アウルベアー」と表記されていたが何かの間違いだったようで後に元に戻った。負け台詞の「お許しを!」を拡大解釈したのか、「威勢がいいがチキン」という性格が新たに付け加えられている。