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ドール王国の編集履歴

2014-11-14 00:36:30 バージョン

ドール王国

どーるおうこく

「映画ハピネスチャージプリキュア 人形の国のバレリーナ」の舞台となる、人形たちの国。

概要

命を持つ人形たちが楽しく暮らす人形の楽園。

しかし最近は他の国々と同じようにサイアークが侵略してきて人形たちを苦しめている。王国の住人であるバレエ人形のつむぎはハピネスチャージプリキュアに助けを求めてきたところから物語は始まる。

さらに、謎の男ブラックファングが、王国を支配すべく魔の手を伸ばしてきて、平和な王国は激しい戦いの暗雲に巻き込まれることになる。


王国は西洋のおとぎ話に出てくる城下町のようで、訪れたプリキュアたちは大変な歓待を受け舞踏会にも招待された。城にはジーク王子が住んでおり、彼がこの王国の代表としてふるまっている。


どんな地図にも載っていない不思議な国。それどころか地球の神であるブルーさえも聞いたことがないらしく・・・?


関連タグ

ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ

つむぎ(プリキュア) ジーク王子 ブラックファング


真相

以下は、物語のネタバレを含みます。


























まずこの王国は地球上に存在するものではなく、次元の狭間に作られた異世界である。はるか上空から俯瞰すると、宇宙空間に浮かぶ巨大な花の中に王国が作られていることがわかる。

そしてこの異世界を作り出したのはブラックファングである。

ブラックファングはドール王国を支配しようとして襲撃しているのではない。既に支配しているので襲撃自体が自作自演であり、プリキュアをドール王国におびき寄せるための罠だったのである。

プリキュアを呼び寄せたつむぎもブラックファングに協力している。

つむぎの正体は人形ではなく普通の人間で、原因不明の病で足が動かなくなり、バレリーナになる夢と希望を失った少女である。ニュース番組『プリキュアウィークリー』で「みんなを幸せにするために戦う」と無邪気に語るキュアラブリーを見て以降、プリキュアが怪物を倒したところで自分の不幸がなくなるわけでないとして「できもしないことを口にする無責任な人」とみなして嫌っていた。そんな彼女の心の闇をブラックファングは利用した。

ブラックファングが作り出したドール王国は、つむぎの不幸の心から生まれるエネルギーから出来ている。つむぎが現実世界に絶望して不幸だと感じれば感じるほど、現実逃避の世界であるドール王国は夢と希望にあふれた世界となる。この世界ではつむぎも足が動くようになり自由に踊れる。王国の住人達もつむぎが持っていた人形である。

つむぎがこの世界に魅入られたと判断したブラックファングは「幻影帝国の幹部である自分はプリキュアと敵対している。私がやられるとこの王国は消えてしまう」と囁き、つむぎはそれを真に受ける。そして、あの世間知らずのキュアラブリーとその仲間たちに自分の不幸を味あわせてやろうとして、彼女たちを王国に招きよせたのだ。自分を救ってくれたのはプリキュアではなく幻影帝国なのだから。

なお、つむぎはこの王国内では自分の意思でサイアークを自在に作りだすことができる。その動機や能力からいえば、この王国内でのつむぎは幻影帝国の幹部であるといって差し支えない。

ブラックファングがドール王国を作り出したのは、つむぎが可哀想だと思ってとかでは決してない。そもそも、つむぎの足が動かなくなる病気になったのは実はブラックファングが仕掛けたことである。ブラックファングは自分が選んだ人間の絶望と不幸の心を吸収することでパワーアップすることができるため、自分に力を与えることができる少女を閉じ込めておく「鳥かご」として用意されたのがドール王国なのである。王国の支配権は普段はつむぎに渡されているため、王国内ではつむぎの思い通りのことが起こるが、ブラックファングはその気になればこの権限を奪い取れる。

人形の楽園などではなく不幸を集める生き地獄と行ったところか。

平和に見えるこの世界そのものがまさに幻影にして、自身の目的の為につむぎやジーク王子を文字通りの人形にしているのである。タイトルである『人形の国のバレリーナ』の人形の意味が決してメルヘンな意味だけではなく黒い意味での人形である事を物語っている。

ハートキャッチプリキュア』や『ドキドキプリキュア』を除くプリキュアの劇場版は異世界や異世界の住人を救う事が主な目的だが本作の場合は、自分達の世界や人々を救う為にその異世界を破壊する事が目的となっている。

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