概要
秦王派の一人で、昌文君の副官。主君とともに王都奪還に参加し、またその際に死んだ漂の最期の姿を信に伝えた。
貴士族の生まれだがそれを鼻にかけることはない真面目な性格で、信にとっては兄貴分のような存在。
武官として秦王派を引っ張るべく、その極みにある大将軍を目指している。
将としてはまだ発展途上で、基本に忠実かつ兵を大事にする戦い方をする。信ほどの速度ではないが、彼自身も戦を積み重ねて順調に出世している。また、幾度となく死線をくぐり抜けており、その生存能力は非常に高い。
余談
この『壁』という人物はキングダムの下敷きとなっている『史記』に記述があるが、それはある場面における『将軍壁死』という一文のみである。その一文から『壁』というキャラクターは誕生し、そこで死ぬことが決定づけられていた。しかし、作中でその場面に至る直前で、城内で戦死することを『壁死』ということが発覚。『将軍壁死』を『将軍壁が死んだ』と訳するのは誤訳で、『将軍が城内で死んだ』というのが本来の訳である可能性が高くなり、そのため急遽生存することが決定したと作者が述懐している。