ヨーロッパの王家。
もともとは現在のスイス領内の小貴族であったが13世紀にルドルフ1世が神聖ローマ帝国皇帝に即位してから力を強めてきた。主に婚姻政策で所領を増やし、16世紀前半にはスペイン国王、オーストリア大公などとしてヨーロッパ全域に支配地を拡大。さらにスペインは当時南アメリカなどに植民地を広げていたため、「日の沈むことのない帝国」と称された。
1556年にスペイン王家と神聖ローマ皇帝・オーストリア大公家が分離。1700年にスペインのハプスブルク家は断絶した。オーストリアのハプスブルク家は神聖ローマ帝国滅亡後もオーストリア帝国(オーストリア・ハンガリー帝国)の皇帝として存続したが1918年に最後の皇帝が退位し、王家としてはその歴史を終えた。
…が、現当主はオーストリアから選出されている欧州議会(EU:ヨーロッパ連合の議会)の議員になっていたりして、今なおヨーロッパにおいては一定の影響力があったりする。