概要
分類法はいくつかあるが、日本ではABO式血液型が馴染み深い。他にRh式血液型などがある。
日本では血液型占い・血液型性格分類の浸透により、ほとんどの人が自分のABO型血液型を知っている。A型だから几帳面だ、AB型だから変態だ、など小さい頃から理不尽な扱いを受ける場合がある。
血液型の比率は民族により大きく異なる。そもそも日本のように、ABO式血液型の人口がある程度ばらけている国はごく少数。
Rh-は日本人ではとても少ないので日本では血液型といえばABO型のみがよく知られているが、白色人種ではRh-が15%、黒色人種では8%を占める。
血液型と性格の関連性についての科学的根拠はない。
血液型性格分類は、日本とその影響を受けた韓国などでのみ一般的であり,その他の国では自分のABO型血液型を知らない者も多い。
海外における日本作品のファンにとっては、キャラクターのプロフィールに血液型が設定してあるのが、かなり奇異に見えるようである。
日本人の血液型の割合
A型(Rh+) | 約39.8% |
A型(Rh-) | 約0.2% |
O型(Rh+) | 約29.9% |
O型(Rh-) | 約0.15% |
B型(Rh+) | 約19.9% |
B型(Rh-) | 約0.1% |
AB型(Rh+) | 約9.9% |
AB型(Rh-) | 約0.05% |
医学的には?
Rh-の人は日本人では非常に少ない。
献血の前に血液検査があるが、そこでRh-の人がいると赤十字に登録され(勿論+の人も登録される)
時には日本赤十字社あるいは血液バンクから呼び出されることも。
特にAB型Rh-の人とO型Rh-の人は希少であるが故に協力を求められることもある。
ちなみに
前者は、本当に希少である為(故に不足しやすい)
後者は特に赤血球の輸血のとき(とはいえ原則は同じ血液型から輸血する)
怖気ずに人を救うためだと割り切って協力をしていただきたい。
血球は骨髄で作られるので骨髄移植を行うと、血液型が変化する場合がある。
特殊な血液型
世の中には「ボンベイ型」、「シスAB型」など特殊な血液型を持っている方もいる。
大抵は献血前の血液検査か病院での輸血前の検査で発覚するのだが、そうなると輸血不可かあるいは海外の病院へ血液が運ばれるということも。
(詳しくはウィキペディアに)
またキメラと呼ばれる血液型があるが、これは複数の血液型を持っている人で70万人に1人の割合だそうだ。
なお輸血事故を未然に防ぐために、本人あるいは家族が血液型を伝えても、医療機関は血液型を調べることになっている。