メガオニゴーリ

めがおにごーり

ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するメガポケモンの一種。オニゴーリがメガシンカした姿。

基礎データ

がんめんポケモン・オニゴーリがメガシンカした姿。

英語版ORAS特別体験版で初めて姿が明らかになった(日本語版はメガハガネール)。

元々鬼のような形相だったオニゴーリがさらに鬼に近くなり、額に氷の角が生えた。

しかし最大の特徴はその口裂け女のように大きく開いた顎。

メガシンカの強力なエネルギーに耐えられず、顎が外れて壊れてしまったためこのような顎になった。その為口が開けっ放しになっている。大丈夫なのかおい。

その代わりに、冷気の威力がパワーアップしており、その口の中に敵を放り込んで相手を凍らせてしまうと言う。

ちなみに、オニゴーリはかみくだくを習得できるのでそんな顎で相手を噛み砕けるのかと言われる事も。

見た目こそ凶悪化しているものの、タイプはこおり単色のまま変化していない。

能力は攻撃と特攻が大きく上昇し、素早さもこれに追従している。

反面耐久はメガシンカ前と全く変わっていない。つまり強化されたのは言葉通り攻撃面のみである。

特性はフリーズスキンに変化する。

アマルルガの持つ特性と同じで、特性自体は強力な部類に当たる。

ただ両刀型のステータスをそのまま運用するとなると氷単であることが非常に気にかかる。

オニゴーリ自体はじしん、かみくだく、アイアンヘッド、シグナルビーム、あくのはどうなど物理特殊共に技にはそれなりに恵まれている。

ただ、攻撃面の120という数値は火力インフレが激しいメガシンカポケモンの中ではやや火力不足感が否めず、いのちのたまのような火力補強アイテムを持たせられなかったり氷技以外にタイプ一致補正がかからないのはやや痛い。

単タイプなので4倍弱点はないが、前述したように耐久面はメガシンカ前から全く上がっておらず、さらに元の弱点が多い氷タイプなので不一致弱点でも簡単に倒されてしまうことも。

…元々平坦な種族値をしているのが完全に裏目に出てしまっている。

フリーズスキンが乗るノーマル技もほかのスキン系特性持ちと比べると覚えられるレパートリーが少なめなのも欠点。

物理は最大威力のおんがえしがあるが、特殊技はアマルルガと違ってハイパーボイスを覚えられず反動技のはかいこうせんを除くと威力60のりんしょう止まりなのが辛い。

素直にれいとうビームを使うのも手だが、その場合はフリーズスキンを殺す事となる。

そのため特性を生かした運用を考えると技構成や努力値配分は必然的に物理寄りとなる。技のレパートリーはそれなりにあるとはいえ氷技との相性補完が出来る技はじしん程度しかないのもその理由。

ORASでみずタイプへの対抗技であるフリーズドライを習得できるようになったので、特攻の方も役割破壊程度の運用なら生かすことが出来る。

物理型はおんがえし以上の火力を求めるなら過去作のFRLG・エメラルド限定のすてみタックルを教えて転送するのも手。しかしこの場合厳選難易度が上がるだけでなくカロスマークが付かないのでほとんどの公式大会で使用制限がかかるという欠点がある。

そしてスキン特性唯一のだいばくはつ使いである点も注目したい。

その威力は実質487.5と圧倒的であり、生半可な耐久のポケモンは一瞬で塵と化す。

だが、1戦で1枠しか使えないメガシンカ枠をホイホイ自爆させて良いものなのだろうか…。

メガシンカ前の特性・ムラっけと組み合わせるのも一つの手であろう。

ただどの能力が上昇するかが安定しない上に通常のオニゴーリでいるターンが実質長くなってしまう為上級者向け。

やはり、メガシンカの中ではあまり良い立場であるとは言えない。

勿論だから使えないと言うわけではない。メガオニゴーリだからこそ出来る戦法も上記のようにあるのである。

それが自爆なので殊更目立つのだが…。