概要
地方の電化線区で運用されていた旧形電車を置き換える目的で1981年に登場。大都市圏の通勤型電車の標準形式であった103系をベースに、1M方式を採用するなど短編成を組めるように設計された。新規製造の3扉車0番台、103系改造の4扉車500番台と2つのグループに大別される。
JR化後
分割民営化後は仙石線に投入された改造車4両以外はすべてJR西日本に継承された。JR東日本に継承された4両は引き続き仙石線で活躍していたが、1998年に廃車。その後訓練車に改造されるも2008年には完全に消滅している。
JR西日本車は延命工事(改造車)や体質改善工事(新造車)などが施行されており、いつしか改造車は自身を置き換えた203系よりも長生きしている。しかし、広島地区運用の車両に関しては227系の大量投入による置き換えが予想される。
運用線区と配属車両基地(2014年8月現在)
- 和歌山線・桜井線:吹田総合車両所日根野支所新在家派出所(4扉車)
- 紀勢本線:吹田総合車両所日根野支所新在家派出所(3扉車)
- 福塩線:岡山電車区
- 呉線・可部線:下関総合車両所広島支所
- 宇部線・小野田線:下関総合車両所運用検修センター