概要
SSSレートの喰種。
「梟」と呼ばれる存在は二体存在しており、いずれも赫者である。
一体は『隻眼の梟』と呼ばれる半喰種であり、金木研(カネキ)と同じく片眼の赫眼『隻眼』の持ち主。
あんていく掃討戦の最中に突如出現し、CCGに甚大な被害を与えたうえで『梟』を飲み込み逃走した。
もう一体は『梟』と呼ばれ、芳村が自身の子である『隻眼の梟』を守るために成り代わっていた。
アオギリ戦や10年前の戦いでは死者を極力出さなかったことから『不殺の梟』とも呼ばれる。
アオギリの樹のアジト3棟にてCCGの特等捜査官篠原幸紀、黒磐巌と戦闘。Sレートのクインケの攻撃でもほとんどダメージを受けなかった。
甲赫のクインケ『アラタproto』の暴走で半ば戦闘不能に陥った篠原に対し「命を奪う行為は等しく悪だ」と言い残しその場を去る。
あんていく掃討戦ではその枷を外し、CCGの職員を多数殺害する。特等たちの決死の攻撃で追い詰められる。しかしそこに突如現れた『隻眼の梟』にとって突如連れ去られ、嘉納の元へと運ばれていった。
『隻眼の梟』の経歴
- 某日、3区配属の特等捜査官が喰種により殺害される。謎の喰種個体を『X』とする。
特等捜査官を凌ぐ戦闘能力を有していることから『X』の喰種レートはS級と設定された。
- ひと月後、駆逐対象『X』による大規模な襲撃により、2区のCCG支部は死者多数の多大なる損害を受ける。この際『X』のレートはS級からSS級に繰り上げられる。
- 『X』の持つ赫子がふくよかな羽毛にも見えたため、『X』の呼称を『梟』とする。『赫包』は6つから8つほど確認。『羽赫』の喰種とされる。
- また、『梟』は片方のみの『赫眼』を持つとされ、名称を『梟』は『隻眼の梟』と改められる。
- 23区所在の喰種収容所が『梟』を含む喰種により襲撃される。ついに『梟』はSS級からSSS級駆逐対象へ繰り上げられる。
- 『梟』による徒党での二度目の2区襲撃。CCG本局対策Ⅰ課、特別編成チーム構成員である黒磐巌上等捜査官(当時29歳)のクインケによる一撃で『梟』の『赫包』に致命的なダメージを与えることに成功する。
- 三度『梟』が2区を襲撃。単体で出現。黒磐上等が与えた致命傷は完治。全力を以て駆逐にあたるが編成チームの特等全員が戦闘不能。しかし、当時19歳の有馬貴将二等捜査官から致命傷を受ける。そして『梟』はその場から姿を消し、以降なりを潜める……
赫子
- 『隻眼の梟』
10年前は『梟』とほぼ変わらない姿であったが、あんていく掃討戦では巨大な四足獣のような形状をしており、全身を赫子に包まれた怪獣と形容できる容姿を持つ。
- 『梟』
『羽赫』の赫子。羽赫が最も得意とする遠距離攻撃、近接は両肩の赫子で対応。そして近〜中距離をカバーするショットガンのような赫子とまさに最凶といえる。そのうえSレートのクインケの攻撃も受けきった。赫包は6つから8つ。