CV:泰勇気
人物像
第3次スーパーロボット大戦αより登場。
ロンド・ベル隊に配属された新人パイロット。
しかし、その正体はロンド・ベルに対するスパイとしてバルマーのクローン人間部隊「ゴラー・ゴレム」から送り込まれたバルシェムの一人。
本来の名はアイン・バルシェム。アインはヘブライ語の16番目のアルファベットを意味し、16番目に生産されたバルシェムである事を示している。バルマー製の諸々は全てヘブライ語系のネーミングなので、ドイツ語の1ではないので注意。
クォヴレー・ゴードンの名前の由来は銃器設計者ゴードン・イングラムから(由来の詳細はイングラム・プリスケンを参照)。
ロンド・ベル隊と接触前に突如現れたクロスゲートを調査中、中から出現したアストラナガンの残骸に乗機を取り込まれ、同時にそれ以前の全ての記憶を失う。
以降はロンド・ベル隊の一員として、ゼオラ、そして後に合流したアラドとチームを組むことになった(階級は少尉)。
彼の中には、アストラナガンを通じてイングラムの思念が流れ込んでおり、ストーリーが後半に進むにつれて、次第にそれに苦しめられるようになるが、最終的には、自らを「クォヴレー・ゴードン」という個人として認められるようになる。
しかし、その一方で他者が自分を見るときにイングラムを意識して自分を見られていることを気にしており、そのことで感情を爆発させたこともある。
性格は至って温厚で情に厚く、基本的にクールで無口だが、心の内には激情を秘めている。
序盤では記憶喪失とはいえ、任務を機械的に遂行することを至上の目的とし、時には冷酷な手段すら辞さないというバルシェム時代と変わらない価値観を持っていたが、戦友たちとの交流により徐々に上記のような人間性を獲得していった。
しかし、常識が無く、どこか他人とずれたところがある。手先がかなり器用で、バロータ星系ルートでは、ゼオラのアドバイスと教本の手順に従い、ミレーヌに見事な刺繍を施したハンカチをプレゼントしている。
また、他のキャラクターに対しては威圧的に会話する数々の敵も、彼とディス・アストラナガンは恐れている。
銀河大戦終結後は、アラドやゼオラ、そして仲間達と再会することを誓い、全ての並行世界を守るために旅立って行った。表向きはケイサル・エフェスの爆発に巻き込まれ一人だけ地球に帰還できず、時間はかかるがこれから帰ると告げている。
『第3次α』序盤のイベントで何回か髪が青くなり(クォヴレーの本来の髪の色は銀色だが、イングラム憑依後に青髪になった)、声にエコーのようなエフェクトがかかる、。その際は通常以上の力を発揮するがその間の記憶は無くなっているという現象がおきている。これはクォヴレーではなくイングラの人格が出ている状態である(没データにこの状態でのシヴァーとの戦闘セリフがある)。
後にクォヴレーはこの力を自分で制御できるようになり、ディス・アストラナガンのアイン・ソフ・オウルを発動したときにクォヴレーの人格のままこの状態になる(カットインがアストラナガンのインフィニティ・シリンダーをモデルにしたものになっており、イングラムの姿がフラッシュバックした後にクォヴレーの姿が変わるという演出が入る)。
また、序盤にキャリコからクォヴレーの中に潜む人格がイングラムなのかユーゼスなのかを疑われていた場面がある。
搭乗機はベルグバウ、ディス・アストラナガン。一時的に量産型νガンダム(インコム仕様)やヴァルク・ベンに乗っていたこともある。なお序盤では、ベルグバウに対して僅かに拒否感、距離感を覚えていた。
専用BGMは「ANOTHER TIMEDIVER」(ベルグバウ)、「THE GUN OF DIS」(ディス・アストラナガン)。この2曲はイングラムの専用BGMのアレンジ(前者は「TIME DIVER」、後者は「虚空からの使者」)となっている。35話では一時的にヴァルク・ベンに搭乗し、その時はBGMが「ZEST SEVEN」になる。
『α』以降に生を受けているため、実年齢は1歳程度しかなく、年齢が明らかになっている中では最年少主人公でもある。
スーパーロボット大戦OGシリーズにおけるクォヴレー
アニメ『スーパーロボット大戦OG-ディバイン・ウォーズ-』では、イングラムの夢らしき場面でディス・アストラナガンを駆り、イングラムのアストラナガンと闘っていた。
その後もイングラムの回想の中に現れ、彼の自我の確立を促している。
『スーパーロボット大戦OGs』でもクォヴレーらしき人物が同様にイングラムに語りかける場面が見られるが、「因子が足りない」ためにまだ『OG』シリーズの世界に姿を現すことはできないらしい。
その他情報
誕生日は10月6日、血液型はB型。デフォルトの誕生日と血液型は泰勇気氏と一緒である。
ファンから「久保」の愛称で度々呼ばれている。
これはゲーム発売当初、プレイヤーが名前を「クヴォレー」と
読み間違えることが多かったため、「クヴォ=久保」と略されるようになったから。
現在では名前こそ間違われることは殆どなくなったが、ファンからはそのまま
愛称として使われるようになった。
関連イラスト
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