概要
ちびアサシンは、Fate/Zeroの没キャラクター。
『百の貌のハサン』の一人格として構想されていた、薄幸ロリの和みキャラ。
会話能力が欠落しており、記憶も持たず、自らがハサン・サッバーハの一部であるという自覚もない。
没プロット
キャスターの工房をライダー組が襲撃した際に、斬り伏せられたアサシンから分離脱出。ウェイバーが犠牲者だと勘違いし保護する。ライダーも内心ではサーヴァントと知りつつも、ウェイバーの義心を立て、マッケンジー家に擬似家族が増える。
しかし、綺礼の令呪によって少女は記憶を取り戻し、悲しい離別劇を経て、ウェイバーはまた一歩大人への階段を上る。
没になった理由
……という構想だったが、こんな話をやった日には一体誰がZeroの主人公なのか益々判らなくなるという事で、お蔵入りになってしまった。マテリアルには、その経緯や彼女のイラストが掲載されている。
なお、本来は生前のハサンが尋問、拷問などを受けた際に使用する為の「何も知らない人格」だったのだそうな。
エピソードだけでなく存在自体が没になったため、劇中では彼女らしきアサシンは登場していない。
一方で知名度そのものは高く、二次創作やpixiv内ではアサ子さんやザイードらと共にアサシンの代表格として描かれている他に、ライダーとウェイバーとの擬似家族のようなほのぼの系の作品も多い。
まさかの登場
そういうわけで本編からはお蔵入りしたキャラであったが、PSvita版『Fate/staynight[Realta Nua]』及びPSvita版『Fate/hollowataraxia』の特典DLソフト『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』のチュートリアルにてまさかの登場を果たす。
上記の設定に反して、たどたどしくではあるが会話している。
CVは豊崎愛生女史が担当。
また、『カプセルさーばんと』にもさーばんとの1体として登場。
今作のアサシンは4種(ザイード、アサ子、でかアサシン、ちびアサシン)の中からランダムで現れる仕様で、その中で一番確率が低い。
フィールド上のマナを回収する能力を持っており、他の同じ能力を持つさーばんと達より体力が高い。
反面、出現がランダムな上にレアという仕様と今作における戦略の根幹を担うマナ回収という役割が合っていないのが難点。