東の青竜(せいりゅう)・南の朱雀(すざく)・西の白虎(びゃっこ)・北の玄武(げんぶ)の総称。
普通は「四神」であるが、「四聖獣」という呼び名は漫画などでの造語として広まったといわれる。または「四神獣」とも書く。
古来からの呼び名としては、「四獣」、「四象」、「四霊」などがある。
色々な作品で使われているが、代表的なものを下段に記す。気になるものがあれば、追加で記事の編集をしていただきたい。
デジタルモンスターシリーズ
シェンウーモン
北方を守護する最古参の四聖獣。玄武がモデルであり、巨大な大木を背負った双頭の亀の姿をしている。
他の四聖獣と同じく4つの眼と12の電脳核(デジコア)を持っており、水を変幻自在に操る力を秘めているとされる。四聖獣の中では温厚な性格。
アニメ『デジモンテイマーズ』に登場。
チンロンモン
東方を守護するデジモン。青竜がモデル。他の四聖獣同様、輝く4つの眼を持ち、12の電脳核を周囲に浮かべている。
その力は神に匹敵すると言われ、雷の力を操る。基本的に中立の存在で、よほどの事がない限りは、人間や弱者に味方をする事は無い。
アニメ『デジモンアドベンチャー02』『デジモンテイマーズ』に登場。
スーツェーモン
南方を守護し朱雀をモデルにする四聖獣。四枚の翼と紅い体、そして4つの眼と12の電脳核を持つ。
性格は極めて荒々しく、意味なく近づくものは焼き尽くしてしまうと言われる。
アニメ『デジモンテイマーズ』に登場。
バイフーモン
デジタルワールドを守護する四聖獣と呼ばれるデジモンの一体であり、西方を守護する。
白虎がモデルで、その名の通り白い虎の様な身体に薄紫色の模様が入っているビジュアルである。
アニメ『デジモンテイマーズ』に登場。来るデ・リーパーをデジタルワールドの聖域にて封印するために一人戦っていた。
『セイント・ビースト』
この作品の物語によると、ユダ・ルカ・ゴウ・シン・レイ・ガイの六名の天使たちにそれぞれ六体の聖獣(鳳凰・麒麟・青龍・朱雀・玄武・白虎)の二つ名を与え、地上の動物たちを統べる者として彼らを「六聖獣」に任命した、とある。
青龍のゴウ
麒麟のユダと鳳凰のルカ堕天後の四聖獣(ゴウ・シン・レイ・ガイ)のリーダー的存在。オッドアイ。勇敢で強い意志と純粋な心を持つ天使。頼れる兄貴分だが短気な一面がある。
玄武のシン
四聖獣の参謀的存在。優しさと冷たさを合わせ持ち、信じた者にはどこまでもついていこうとする一途さがあるが、逆に相容れないとそっけない。不器用で、ドジっ子属性でもある。
朱雀のレイ
四聖獣の家事担当。神経質で少し気難しいタイプ。時折子供っぽい振る舞いをすることもあるが、敵と見定めた相手はとことん追い詰める好戦的で非情な一面も持っている。
白虎のガイ
六聖獣の末っ子的な存在。ベビーフェイスで幼い印象があり、元気で明るく無邪気だが、少々粗い。本当は誰よりも繊細で、傷つきやすい。
麒麟のユダ
六聖獣の長。薄紫に輝く翼を持つ。気高く強く思慮深い。クールな相貌とはうらはらに内面は情熱的で、同士や心を傾けた相手には深い愛情と激しい執着心を見せる。
鳳凰のルカ
ユダの親友。銀に輝く大羽根を持つ。寡黙だが内面は感情豊かで信念を貫くタイプ。自分よりも他人を案じる思いやりと優しさを持つ。表で活躍するより、裏方に徹するタイプ。