2010年4月から2011年3月まで全52話がテレビ東京系列局で放送された。
作品解説
日常コメディであった前作(ジュエルペット(無印))から作風をがらりと変え、小学生の女の子たちが可愛らしい衣装に変身して魔法を使う魔法少女物となった。
魔法学校の生徒であるジュエルペットたちは、魔法使いとして成長するためには人間のパートナーを探さなくてはならず、そうして選ばれた子供たちがジュエルランドに召喚され、魔法学校で様々な不思議な体験をする・・・というのが基本的な構成。
このことからわかるように、学園物のテイストが強い。もっといえば、ハリー・ポッターのヒット以降定着した「魔法学校もの」のジャンル下にある作品といえよう。
前作とつながりは全くなく、人間キャラクターが一新され、ジュエルペットたちの性格も同じキャラでも大分異なる。
これ以降に続くシリーズも、前年とは全く違う作風にするという流れが続いている。つまりこの正統派魔法少女路線も2015年現在では『てぃんくる☆』のみ。
ここで「正統派」と強調しているのは、サンリオ枠の先代であるマイメロシリーズにも多く見られるカオス成分が『てぃんくる☆』にはさほど含まれてないためである。
もちろんコミカルな描写も多々あるのだが、メインストーリー展開が比較的シリアスに進み、そのシリアスな展開にギャグ要素は挟まれない。シリアスな展開の中にあえてギャグを挟むというのがサンリオ枠のカオス成分を生み出していたので、その意味では正統派どころか唯一の異端児と言っていい。
ただ、サンリオの本来のジュエルペットの世界観とキャラクター設定に最も近いのは『てぃんくる☆』である。主要ジェルペットたち(特にルビー)をアホの子に描いていないのは『てぃんくる☆』の大きな特徴である。
可愛らしい女の子キャラクターと、シリアスなストーリー展開によって、完全な子供向けのという位置づけから、大きいお友達までもカバーする作品となった。
この作品以降、ホスト局はテレビ東京に交代、さらに、テレビ東京とそれ以外の系列5局とでは放送日時が異なっている。
登場人物
主題歌
OPテーマ「Happy☆てぃんくる」/ 作詞 - 森由里子 / 作曲 - 岩崎貴文 / 編曲 - 亀山耕一郎 / 歌 - 増山加弥乃 with ルビー(齋藤彩夏)&ラブラ(沢城みゆき)3:51
EDテーマ「空ニラクガキ」/ 作詞 - 森由里子 / 作曲 - 松本タカヒロ / 編曲 - 新井理生 / 歌 - あかり(高森奈津美)、ミリア(竹達彩奈)、沙羅(片岡あづさ)3:55
挿入歌「Little ☆ てぃんくる ☆ Star」(第28話)/ 作詞 - 森由里子 / 作曲 - 坂部剛 / 編曲 - 亀山耕一郎 / 歌 - ミリア(竹達彩奈)
関連イラスト
別名・表記ゆれ
ジュエルペットてぃんくる(「☆」が無い)
関連サイト
関連タグ
ななついろ★ドロップス - 当アニメのスタッフはななついろ★ドロップス制作スタッフが再結集して制作されている。