恐らくスパロボZシリーズの最重要人物。CV 緑川光
概要
機動兵器シュロウガを駆る若い男。
『Z』ではランド編では当初は友好的、セツコ編では終始心身共に追い詰めていくなど、選んだ主人公によって、全く異なる行動を取る。
行動の目的は主人公の持つスフィアの覚醒と強奪であり、最終目的は自身の持つ『太極の呪い』からの解放らしい。あと、レイ・バスターの空耳で大根を欲し貪る。
劇中での発言から語られる自らの過去や、乗機シュロウガの必殺技「レイ・バスター」使用時のカットイン、何より緑のアイツを彷彿とさせる数多くの要素から、シリーズで一番謎が多く、秘密が全て明かされることを心待ちにしているユーザーも少なくない。
元はサイバスター・グランゾンと同じく、第2次スパロボの段階で出演NGとなってしまった聖戦士ダンバインに代わるオリジナルの作品（それぞれ魔装機神サイバスター・武装機甲士グランゾン・次元烈風狩狼哉）としてスパロボに登場させる予定であったものの設定を拾い、Zシリーズ向けに設定しなおしたものである。
…あくまで『Zシリーズにおけるオリジナル』なのではあるが、第2次OGの終盤においてユーゼスがマサキがアサキムに変質する可能性らしき物を仄めかしているので、さらにややこしい事になりそうである…。
『第2次Z破界篇』においては中盤からのスポット参戦。
出番は前作『Z』より少ないものの、要所要所で印象に残る。
『再世篇』では終始敵として登場する。
『第3次Z時獄篇』では完結篇である『天極篇』の予告でチラッと登場、時獄篇の段階では火星のZONEに封印されているはずなのだが…？
ちなみに、実年齢は堂々と酒を飲む描写がある事から２０代辺りだと思われる。
関連イラスト
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クロウ・ブルースト アイム・ライアード ユーサー・インサラウム
ここから第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇の重大なネタバレがあります
天獄篇終盤に明かされた彼の正体は並行世界の至高神というべき存在であるシュロウガがカオス・コスモスの地球に当たる星エス・テランに流れ着いた際に、アドヴェントを除く御使い達によって不死を設定された後、寂しさを紛らわせるべく失われたパイロット(アドヴェント曰くオペレーターというべきパーツ)を模した虚像、すなわち人間どころか生命体ですらなかったのである。
説明するならば、
1．撃墜なりの理由でシュロウガが墜ちる。
2．その時点でシュロウガが投影していたアサキムは消える。
3．シュロウガが並行世界に跳ぶか機体自体が再生する。
4．新たなアサキムがシュロウガに撃墜時までの記憶を与えられて構成される。
という事でありアサキム本人が不死身なのではなく、何度も再生するシュロウガによって前のアサキムが消える瞬間までの記憶を与えられた事で自分は死ねないのだと本人が誤解していたのだ。彼が言っていた『過去の大罪』、レイ・バスターで見えたカットインなどはおそらくシュロウガのメモリーに蓄積された情報が彼の意識に刻まれた物であり、彼自身は空虚な存在である。
自軍部隊Z-BLUEとの決戦で敗北したアサキムの前に現れたアドヴェントによって自らも知り得なかった正体を教えられ、自分はシュロウガが作り出した虚像である=人間でありたいと思った自分は人間ですらないという事実に自我が崩壊し、アドヴェントにシュロウガ・シンもろとも取り込まれてしまう。
しかし、至高神Zと戦うZ―BLUEに届けられた二つの地球の命の声に反応して意識を取り戻し、至高神Zに自らのただ一つの望み『不死たる自分の死』を願った事でZ-BLUEに勝機を与える切欠となる。
至高神がアサキムの望みを叶えたのは、アドヴェントはあくまで神=永遠にこだわったがアサキムは生命の意味を知り人間であろうとした、すなわち大極の真理に近い方に応えたのだ。
アドヴェントが敗れた事で彼だけでなく不死の呪いからも解放されたアサキムは世界が再構成、修復される中で風に導かれるようにどこかの世界へ去って行った。
その際のセリフが
「そう…風が呼んでる…いつか聞いた…あの声が…」
であり、『熱風!!疾風!!サイバスター」の歌い出しと言う事でやはりあの緑の彼との関連が拭いきれない人物だった。
