概要と沿革
金沢・富山から北陸本線・信越本線を通って新潟まで運行していた特急列車。
北陸と新潟(越後)を直結する列車ということで「北越」の名称がつけられた。
1969年に大阪~新潟間の特急として新設され、1978年に系統分割によって金沢~新潟間となった。
この時は1往復だったが、その後上越新幹線開業や北越急行の開業、「雷鳥」(現「サンダーバード」)の系統分割などで本数が増減し、最後は5往復で運行していた。
2015年の北陸新幹線延伸に伴い「しらゆき」に建て替えられる形で廃止。
使用車両は誕生から廃止になるまで一貫して485系(489系)が使われ、1つの列車名でこれほど長く同一形式(489系含)の車両だけで使われてきた例はなく(雷鳥はサンダーバードは別としても過去には583系が使用されたことがある)、いわば485系の生き字引的存在となっていた。
2015年3月15日ダイヤ改正で北陸新幹線が金沢まで延伸されたため、前日の14日限りで廃止されここに長らく続いた北陸地方と485系の歴史に終止符が打たれた。