概要
鷲峰雪緒とは、『ブラックラグーン』のキャラクター。
日本編に登場する。
組員である松崎銀次によって別邸に囲われ、銀次によって極道とは縁のない“普通の女子高生”として暮らしていた。
哲学や純文学を好む利発でやさしい少女で、彼女を慕う真希という後輩もいた。
ただの女子高生だったが、鷲峰組が共同戦線を結んでいたホテル・モスクワの凄惨なやり方を嫌って手を切ったことで、組員のチャカが裏切って彼女を誘拐して逃走。ボウリング場で囚われの身となっていたが、レヴィとロックが銀次と共に救出。
この一件以降、銀次の尽力の甲斐なく自らが組長の座に就き、関東和平会の大物・香砂会から組を守るために陣頭指揮を摂るようになる。
以降、一時は盛り返し、香砂会にも盾付いては見せたが、ホテル・モスクワの圧倒的な殲滅力によって組員をすり減らし、徐々に追い込まれていく。
ロックの決意と機転により、香砂会は機能停止に追い込まれ、抗争は終了。
だがあくまで極道としての“筋”を通そうと頑なになり、ロックからの最後通告に応じて銀次を引き連れて指定された場所に現れた。最後はレヴィたちとの戦闘後、破れた松崎銀次の刀を使って自刃する。
頭が良く、一度決心すればどこまでも貫き通す気迫を秘めていた、強い少女。
だがロックが最期の戦いの中で「最初からダイスなって振っていない(≒自分の意思で動いていない)」と、かつて自分がロックに何げなく語った弁を借りて指摘されているように、自分の生まれ付いた運命に対し、何の抵抗も試みなかった“悲観主義”的な思考も持ち合わせていた。