解説
第二次世界大戦中の1940年にアメリカ陸軍の要請により開発着手され、翌1941年から実戦投入開始された小型四輪駆動車が、その鼻祖である。第二次大戦において連合国軍の軍用車両として広く運用され、高い耐久性と、悪路や急勾配における優れた走行性能とで、偵察や輸送などに汎用性を発揮、軍事戦略上でも多大な成果を挙げた。
その高性能は小型四輪駆動車の有用性を世界各国で広く認知させ、第二次大戦後に軍用・民生用を問わず同種の四輪駆動車が世界的に普及する端緒となった。
ジープの名称は自然発生的なものであったが、第二次大戦後、製造メーカーのウィリス・オーバーランド社によって商標登録された。その後は製造メーカーの合併や買収などで商標権は転々とし、2009年時点ではクライスラー社の保有するブランドとなっている。第二次大戦型のオリジナル・ジープからデザインモチーフなどを引用したのみの現行モデルに至るまでその名称は継承されている。
「ジープ」は単なるブランドに留まらず、その優れた設計と名声から民生のクロスカントリーカーや小型軍用車両の代名詞となっており、ライセンス生産、コピーを問わず世界中に亜流車両が存在する。
wikipedia 2011年8月29日 (月) 02:45 (UTC) より引用。
特撮におけるジープ
特撮番組においては防衛軍が使用する場面が描かれており、野戦等に用いられた。
とくに有名なのは「ウルトラマンレオ」において登場したノースタントによるジープ特訓シーンである。
探検小説などにおけるジープ
ゴリラにひっくり返されるのがお約束である。