概要
紅渡の仲間として門矢士の前に現れ、士=ディケイドを「ライダー大戦の世界」から排除しようとする。キングフォームの力は圧倒的で、あのディケイドが手も足も出ずにたちまち変身解除まで追い込まれるなど作中で最もディケイドを苦しめた実力を持つ。
この時の剣崎は『剣』本編の剣崎と比べて暗いというか冷徹な雰囲気の青年となっており、剣本編では自分を犠牲にすることで友と世界を救ったのに対して、こちらは士=ディケイドを徹底的に排除しようとしていたため、違和感や拒否反応を示すファンも多かった。しかし、士にギリギリまで警告を行っていた分まだ良心があったと言えるかもしれない。
この剣崎は一応剣本編と同一人物とされ、ジョーカーに変化した影響からか直接キングフォームへと変身した。もっとも、剣本編の剣崎一真と同一人物とする説にはファンの反発も強く、近年の雑誌では「テレビ本編とは別の未来をたどった剣崎では?」という解釈も見られる。
演じた椿氏もこの設定には難色を示しているらしい。
なお、この性格の変化は『「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」とライダー40年の歩み 40YEARS CHRONICLE』によると、仲間とも別れて行き場所もなく彷徨い続けた孤独に起因するものとされている(ちなみにこの記述はディケイド最終回の脚本を担当した米村正二氏による)。