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南海本線の編集履歴

2015-08-08 21:55:31 バージョン

南海本線

なんかいほんせん

南海電鉄の本線

南海本線とは、南海電気鉄道が所有する鉄道路線である。難波~和歌山市間64.2km。

「南海線」と称し、ラインカラーは青。シンボルマークは波をイメージしたものとなっている。一部列車は空港線(関西空港方面)・和歌山港線(和歌山港方面)に直通する。

なお、本項では、歴史には触れず、種別・駅・車両について解説する。


種別

特急ラピート Limited Express "rapi:t"

停車駅:新今宮・天下茶屋・(堺)・(岸和田)・泉佐野・【空港線】りんくうタウン

()内の駅はラピートβのみが停車。

なんば~関西空港間を結ぶ特急列車。全席指定の6両編成。

詳しくは→ラピート


特急サザン Limited Express "Southern"

停車駅:新今宮・天下茶屋・堺・岸和田・泉佐野・尾崎・みさき公園・和歌山大学前・和歌山市

なんば~和歌山市・和歌山港間を結ぶ。和歌山市寄り4両は指定席車でなんば寄り4両は自由席車。

和歌山港線発着の列車も存在する。

かつては全席指定の列車も存在した。

詳しくは→サザン


(本線)急行 Express

停車駅:新今宮・天下茶屋・堺・羽衣・泉大津・岸和田・貝塚・泉佐野・尾崎・みさき公園・和歌山大学前・和歌山市

かつて、南海本線の優等列車の主流であった列車。

本線主要駅こまめに停車する。6両か8両で運転。

現在では運用の大半を特急「サザン」に置き換えられ、泉佐野以北の急行停車駅は区間急行の設定によりフォローされることとなったため、現在は平日の朝夕と土・休日下り1本、上り3本の運転のみとなり、影が薄くなってしまっている。

サザン同様、和歌山港線発着の列車が存在。


空港急行 Airport Express

停車駅:新今宮・天下茶屋・堺・羽衣・泉大津・春木・岸和田・貝塚・泉佐野・【空港線】りんくうタウン

関西空港開港と同時に設定された優等列車。6両か8両で運転。空港線開業前の「白線急行」に当たる(種別窓の「急」の文字の両サイドに白線が入る幕(「-急-」「-急行-」と表示)が使用されていたことから、俗に「白線急行」と言われていた)。

「急行」と名がついているが、本線急行よりもわずかに下位で、その差は春木に停車するか否かという違いのみ。こちらは春木に停車する。

現在、昼間の急行はこの空港急行のみ。


区急(区間急行) Sub Express

停車駅:新今宮・天下茶屋・堺・羽衣・泉大津・春木・岸和田・貝塚・泉佐野~和歌山市間各駅

空港線開業前は俗称「赤準急」と呼ばれていた(種別幕が赤色の準急であったため)。また、1994年まで運転されていた羽倉崎駅発着の白線急行は、前出の空港急行ではなく区間急行が後継種別となっている。

名前のとおり、急行として走るのはなんば~泉佐野間のみで、この区間は空港急行と停車駅が同じ。

朝と夕方以降のみの運転で、和歌山市発着がほとんど。また、羽倉崎検車区の入出庫も兼ねて、羽倉崎発着の列車も数本設定されている。

基本的に6両編成で運転され、羽倉崎発着列車の一部に8両編成がある。樽井発難波行き(平日の夜に上り1本のみ)、みさき公園発難波行き(平日、土・休日の朝に上り1本のみ)の設定もある。


準急 Semi Express

停車駅:羽倉崎~堺間各駅と天下茶屋・新今宮(難波始発の下り列車、および羽倉崎以南は現在運転されていない)

平日の朝ラッシュ時上りにしか運転されない列車。空港線開業前は俗に「青準急」と呼ばれていた(種別幕が青色の準急であったため)堺付近の工場関係者に対する需要を狙って設定されたのだろうか・・・。

平日の朝ラッシュ時に羽倉崎発難波行きが2本、春木発難波行きが1本運転と少数派。3本とも6両編成。


普通 Local

停車駅:新今宮・天下茶屋~和歌山市・関西空港間各駅

南海には全駅停車列車に2つの種別が割り当てられており、そのうち、南海本線では「普通車」とアナウンスされる。

その理由は、今宮戎と萩ノ茶屋には南海本線の駅がないことと、かつて南海本線にも岸ノ里駅(→現、岸里玉出駅)で高野線側から転線してくる「各駅停車」が運転されていたことがあり、そのときの「普通列車」は前出の2駅以外にも岸ノ里駅・玉出駅・粉浜駅を通過していた、という歴史があるためである。

4両か6両で運転。現在、4両の運用には4ドア車以外に2ドア車のズームカー2000系も使用。


日中の1時間当たりの運行本数は、特急ラピート2本、特急サザン2本、空港急行4本、難波~和歌山市間の普通が4本。特急・空港急行・普通で15分間隔を組む。


かつて存在した種別

特急(全車自由席) Limited Express

停車駅:新今宮・天下茶屋・堺・岸和田・泉佐野・尾崎・みさき公園

自由席特急。廃止前は日中に1日2往復だけ走っていた。

停車駅はサザンと同一(設定当時)。

2012年4月のダイヤ改正をもって「サザン」に変更され、全車自由席特急は消滅した。

・・・と思っていたら節電対策で消滅から約3カ月の短さで期間限定ながら復活した(9月上旬まで)。


連絡急行 Express

和歌山市駅から国鉄線に乗り入れ、和歌山駅で阪和線天王寺発着の急行「きのくに」と併結して紀勢本線へ乗り入れていた気動車列車。キハ55系をベースとする車両を使用し、南海本線内は当時の特急と同じ停車駅(新今宮・堺・岸和田の3駅。1968年3月以前は泉大津・貝塚・泉佐野にも停車)で、特急と同格の列車として運転されていた。1985年の「きのくに」廃止に伴い、消滅した。


白線急行 Express

種別幕の「急」の文字の左右に白線が付いていた(「-急-」「-急行-」と表示)ことから、俗称として存在した種別。急行停車駅に加え、春木駅にも停車したほか、羽倉崎駅発着の列車に限り同駅にも停車する。

1994年のダイヤ改正で空港急行に置き換えられ、消滅した。前述の「空港急行」の項も参照のこと。


白線急行 淡路号 Express "Awaji"

多奈川線深日港(ふけこう)駅から出ていた淡路航路への連絡列車(全車自由席)。みさき公園駅から多奈川線に乗り入れて難波~多奈川間を結んだ。急行停車駅に加え、春木駅にも停車した。1993年廃止。晩年には1000系(2代)も使われた。


赤準急 Semi Express

現在の区間急行に相当する種別。1994年に区間急行に置き換えられ、消滅した。前述の「区間急行」の項も参照のこと。


各駅停車 Local

1970年まで運転されていた種別。高野線の線路に入り今宮戎・萩ノ茶屋駅にも停車していた。前述の「普通」の項も参照のこと。


関連タグ

南海電気鉄道 高野線 ラピート サザン

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