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南海本線の編集履歴

2015-09-10 20:18:09 バージョン

南海本線

なんかいほんせん

南海電鉄の本線

南海本線とは、南海電気鉄道が所有する鉄道路線である。難波~和歌山市間64.2km。

「南海線」と称し、ラインカラーは青。シンボルマークは波をイメージしたものとなっている。一部列車は空港線(関西空港方面)・和歌山港線(和歌山港方面)に直通する。

なお、本項では、歴史には触れず、種別・駅・車両について解説する。


種別

特急ラピート Limited Express "rapi:t"

停車駅:新今宮・天下茶屋・(堺)・(岸和田)・泉佐野・【空港線】りんくうタウン

()内の駅はラピートβのみが停車。

なんば~関西空港間を結ぶ特急列車。全席指定の6両編成。

詳しくは→ラピート


特急サザン Limited Express "Southern"

停車駅:新今宮・天下茶屋・堺・岸和田・泉佐野・尾崎・みさき公園・和歌山大学前・和歌山市

なんば~和歌山市・和歌山港間を結ぶ。和歌山市寄り4両は指定席車でなんば寄り4両は自由席車。

和歌山港線発着の列車も存在する。

かつては全席指定の列車も存在した。

詳しくは→サザン


(本線)急行 Express

停車駅:新今宮・天下茶屋・堺・羽衣・泉大津・岸和田・貝塚・泉佐野・尾崎・みさき公園・和歌山大学前・和歌山市

かつて、南海本線の優等列車の主流であった列車。

本線主要駅こまめに停車する。6両か8両で運転。

現在では運用の大半を特急「サザン」に置き換えられ、泉佐野以北の急行停車駅は区間急行の設定によりフォローされることとなったため、現在は平日の朝夕と土・休日下り1本、上り3本の運転のみとなり、影が薄くなってしまっている。

サザン同様、和歌山港線発着の列車が存在。


空港急行 Airport Express

停車駅:新今宮・天下茶屋・堺・羽衣・泉大津・春木・岸和田・貝塚・泉佐野・【空港線】りんくうタウン

関西空港開港と同時に設定された優等列車。6両か8両で運転。空港線開業前の「白線急行」に当たる(種別窓の「急」の文字の両サイドに白線が入る幕(「-急-」「-急行-」と表示)が使用されていたことから、俗に「白線急行」と言われていた)。

「急行」と名がついているが、本線急行よりもわずかに下位で、その差は春木に停車するか否かという違いのみ。こちらは春木に停車する。

現在、昼間の急行はこの空港急行のみ。


区急(区間急行) Sub Express

停車駅:新今宮・天下茶屋・堺・羽衣・泉大津・春木・岸和田・貝塚・泉佐野~和歌山市間各駅

空港線開業前は俗称「赤準急」と呼ばれていた(種別幕が赤色の準急であったため)。また、1994年まで運転されていた羽倉崎駅発着の白線急行は、前出の空港急行ではなく区間急行が後継種別となっている。

名前のとおり、急行として走るのはなんば~泉佐野間のみで、この区間は空港急行と停車駅が同じ。

朝と夕方以降のみの運転で、和歌山市発着がほとんど。また、羽倉崎検車区の入出庫も兼ねて、羽倉崎発着の列車も数本設定されている。

基本的に6両編成で運転され、羽倉崎発着列車の一部に8両編成がある。樽井発難波行き(平日の夜に上り1本のみ)、みさき公園発難波行き(平日、土・休日の朝に上り1本のみ)の設定もある。


準急 Semi Express

停車駅:羽倉崎~堺間各駅と天下茶屋・新今宮(難波始発の下り列車、および羽倉崎以南は現在運転されていない)

平日の朝ラッシュ時上りにしか運転されない列車。空港線開業前は俗に「青準急」と呼ばれていた(種別幕が青色の準急であったため)堺付近の工場関係者に対する需要を狙って設定されたのだろうか・・・。

平日の朝ラッシュ時に羽倉崎発難波行きが2本、春木発難波行きが1本運転と少数派。3本とも6両編成。


普通 Local

停車駅:新今宮・天下茶屋~和歌山市・関西空港間各駅

南海には全駅停車列車に2つの種別が割り当てられており、そのうち、南海本線では「普通車」とアナウンスされる。

その理由は、今宮戎と萩ノ茶屋には南海本線の駅がないことと、かつて南海本線にも岸ノ里駅(→現、岸里玉出駅)で高野線側から転線してくる「各駅停車」が運転されていたことがあり、そのときの「普通列車」は前出の2駅以外にも岸ノ里駅・玉出駅・粉浜駅を通過していた、という歴史があるためである。

4両か6両で運転。現在、4両の運用には4ドア車以外に2ドア車のズームカー2000系も使用。


日中の1時間当たりの運行本数は、特急ラピート2本、特急サザン2本、空港急行4本、難波~和歌山市間の普通が4本。特急・空港急行・普通で15分間隔を組む。


かつて存在した種別

特急(全車自由席) Limited Express

停車駅:新今宮・天下茶屋・堺・岸和田・泉佐野・尾崎・みさき公園

自由席特急。廃止前は日中に1日2往復だけ走っていた。

停車駅はサザンと同一(設定当時)。

2012年4月のダイヤ改正をもって「サザン」に変更され、全車自由席特急は消滅した。

・・・と思っていたら節電対策で消滅から約3カ月の短さで期間限定ながら復活した(9月上旬まで)。


連絡急行 Express

和歌山市駅から国鉄線に乗り入れ、和歌山駅で阪和線天王寺発着の急行「きのくに」と併結して紀勢本線へ乗り入れていた気動車列車。キハ55系をベースとする車両を使用し、南海本線内は当時の特急と同じ停車駅(新今宮・堺・岸和田の3駅。1968年3月以前は泉大津・貝塚・泉佐野にも停車)で、特急と同格の列車として運転されていた。1985年の「きのくに」廃止に伴い、消滅した。


白線急行 Express

種別幕の「急」の文字の左右に白線が付いていた(「-急-」「-急行-」と表示)ことから、俗称として存在した種別。急行停車駅に加え、春木駅にも停車したほか、羽倉崎駅発着の列車に限り同駅にも停車する。

1994年のダイヤ改正で空港急行に置き換えられ、消滅した。前述の「空港急行」の項も参照のこと。


白線急行 淡路号 Express "Awaji"

多奈川線深日港(ふけこう)駅から出ていた淡路航路への連絡列車(全車自由席)。みさき公園駅から多奈川線に乗り入れて難波~多奈川間を結んだ。急行停車駅に加え、春木駅にも停車した。1993年廃止。晩年には1000系(2代)も使われた。


赤準急 Semi Express

現在の区間急行に相当する種別。1994年に区間急行に置き換えられ、消滅した。前述の「区間急行」の項も参照のこと。


各駅停車 Local

1970年まで運転されていた種別。高野線の線路に入り今宮戎・萩ノ茶屋駅にも停車していた。前述の「普通」の項も参照のこと。


駅一覧

南海本線・和歌山港線

駅番号駅名普通準急行区間急行空港急行急行特急空港特急乗り換え路線
NK01なんば
  1. 大阪市営地下鉄御堂筋線(M20)
  2. 千日前線(S16)
  3. 四つ橋線(Y15)(難波駅)
  4. 近鉄奈良線
  5. 近鉄大阪線
  6. 阪神なんば線(大阪難波駅)(HS 41)
  7. JR西日本大和路線
  8. 阪和線(JR難波駅)
NK02今宮戎
NK03新今宮
  1. JR西日本大阪環状線
  2. 大和路線
  3. 阪和線
  4. 大阪市営地下鉄御堂筋線(M22)
  5. 堺筋線(動物園前駅:K19)
  6. 阪堺電気軌道阪堺線(新今宮駅前停留場:HN52)
NK04萩ノ茶屋
NK05天下茶屋大阪市営地下鉄堺筋線(K20)
NK06岸里玉出
  1. 南海高野線
  2. 南海汐見橋線
NK07粉浜
NK08住吉大社
  1. 阪堺電気軌道上町線(住吉公園駅:HN11)
  2. 阪堺電気軌道阪堺線(住吉鳥居前停留場:HN12)
NK09住ノ江
NK10七道
NK11
NK12
NK13石津川
NK14諏訪ノ森
NK15浜寺公園阪堺電気軌道阪堺線(浜寺駅前停留場:HN31)
NK16羽衣
  1. 南海高師浜線
  2. JR西日本阪和線支線(羽衣線)(東羽衣駅)
NK17高石
NK18北助松
NK19松ノ浜
NK20泉大津
NK21忠岡
NK22春木
NK23和泉大宮
NK24岸和田
NK25蛸地蔵
NK26貝塚水間鉄道水間線
NK27二色浜
NK28鶴原
NK29井原里
NK30泉佐野南海空港線
NK33羽倉崎
NK34吉見ノ里
NK35岡田浦
NK36樽井
NK37尾崎
NK38鳥取ノ荘
NK39箱作
NK40淡輪駅
NK41みさき公園南海多奈川線
NK42孝子駅
NK43和歌山大学前
NK44紀ノ川南海加太線
NK45和歌山市
  1. 南海和歌山港線
  2. JR西日本紀勢本線
NK45-1和歌山港

南海空港線

駅番号駅名普通空港急行空港特急乗り換え路線
NK30泉佐野南海本線(なんば駅まで直通運転。)
NK31りんくうタウンJR西日本関西空港線
NK32関西空港JR西日本関西空港線

関連タグ

南海電気鉄道 高野線 ラピート サザン

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