概要
1813年5月22日 - 1883年2月13日
19世紀を代表するドイツのオペラ作家。「楽劇王」として知られている。
代表作は「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」「ローエングリン」「ニーベルングの指環」など、壮大な作風が特徴。
オペラの新ジャンルである楽劇や、その特徴的な技法であるライトモティーフなど、クラシック史に残る様々な発明をした。
毎年ドイツの都市バイロイトで開かれる「バイロイト音楽祭」を創始したことでも有名。
現在も彼の子孫が音楽祭を運営している。
代表作「ニーベルングの指環」の作風から、ファンタジックな作品を描く印象が強い。
しかし実は、ローエングリン・トリスタン・パーシヴァルなどを主役とした、騎士物語風のオペラも多数作曲している。
同時代の作曲家に、イタリアのヴェルディがいる。
お互いにその存在を意識していたようで、直接会ったことはないものの、ライバルとされることがある。
余談
わがままと借金
我が強く、経済的な状況で自分のやりたいことを曲げることをよしとしなかった。
自分の納得のいく創作を行うために多額の借金を作りながら踏み倒し続けており、またパトロンに対して卑屈になることもなかったという。
パトロンたちに『このワーグナーに出資する権利をキミに与えよう』と言った、という逸話まで残っている。
ヒトラー
ナチス総統ヒトラーは彼の大ファンであり、貧乏な学生時代も食費を節約し彼のオペラを見に劇場へ通い、党大会で彼の曲を使う程のワグネリアンであった。
このように、あまりにナチスの文化戦略と近い関係になってしまったため、「ナチスと近い存在」とされ敬遠されることがある。
ムダヅモ無き改革では
ヨーゼフ・メンゲレの手によってこの世に甦った。ドミートリー・メドヴェージェフを倒すが、ウラジーミル・プーチンに敗北した。