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ローエングリン

ろーえんぐりん

「ローエングリン」とは、アーサー王伝説に登場する騎士の名前。(イラストは女体化)
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曖昧さ回避編集

  1. アーサー王伝説』に登場する騎士本項で解説
  2. 1を馬名の由来とする日本競走馬種牡馬。⇒ローエングリン(競走馬)
  3. 漫画『SHADOW SKILL』に登場するキャラクター。⇒スクリーブ・ローエングリン
  4. アニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』のアークエンジェルに搭載されている艦載兵器。機動戦士ガンダムSEEDDESTINYでは砲台としても登場している。

概要編集

聖杯を手に入れたとされるパーシヴァル卿の子息で、聖杯を管理する騎士。

別名を「白鳥の騎士」といい、白鳥が曳く小舟に乗って現れるとされているが、円卓の騎士には数えられない。

そもそもの出自がアーサー王伝説の外伝とも言うべき、叙事詩「パルジファル」の出である為、アーサー王伝説本家の人物との関わりは少ない方である。


叙事詩「パルジファル」においてはブラバントと呼ばれる国を治めていた王女と婚姻し、2人の子供を儲けたが、ブラバントを治めるに辺り、自分の正体を詮索してはならないと言う約定を王女が破ってしまった為、剣などの宝物を形見として贈った後にブラバントを去ったと言う。

この叙事詩を元にパーシヴァル卿を主人公とした歌劇「パルジファル」がワーグナーの手によって作られるが、これとは別に上述の「パルジファル」の一エピソードであるローエングリンを主人公とした物語をベースに歌劇「ローエングリン」が制作された。


歌劇『ローエングリン』編集

ブラバント公国の後継であるゴットフリートが突如として行方不明となり、姉であるエルザは謂れのない弟殺しの罪に問われてしまい、彼女を助ける為に素性を隠したローエングリンが現れ、決闘でブラバント公国の領主の座を狙うフリードリヒ伯爵に勝利し、ローエングリンは領主となって、エルザを助ける代わりに素性を詮索してはならないと宣言した。

フリードリヒの妻である魔女オルトルートはこれには不服であり、ローエングリンの正体を暴く為に策謀を張り巡らせた。

エルザは日に日にローエングリンに対して疑念が深まっていき、とうとう彼女はローエングリンの正体を詮索し始めてしまう。そこへフリードリヒ一派が剣を取って彼女達を襲おうとしたが、ローエングリンによって尽く返り討ちに遭い、死亡してしまった。

後日、彼は王や大衆の前で自分の正体を明かした後に小舟を曳く白鳥を人間の姿に変えて見せた。その白鳥こそ行方不明になったゴットフリートであり、オルトルートによって白鳥に変えられた際にローエングリンによって保護されていたのである。魔法を破られた事により、オルトルートは絶命し、ローエングリンはゴットフリートこそ真なるブラバントの領主であると告げた後に、剣、角笛、指輪の3つの宝物を残してどこかへ去っていった。


関連タグ編集

アーサー王伝説 パーシヴァル ワーグナー

表記ゆれ:ローエングリーン

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