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概要編集

ローエングリンは、1999年6月8日生まれの元競走馬・元種牡馬。父はジャパンカップを含めGⅠ4勝の名馬シングスピール、母はGⅠ2勝のカーリング。通算48戦10勝。伊藤正徳厩舎。獲得賞金5億7423万円。


馬名の由来は、リヒャルト・ワーグナーオペラ及びその主人公の騎士ローエングリン』から。


良血馬であるが、3歳時は皐月賞で7分の2、日本ダービー4分の3の抽選に連続して外れると言う不運に見舞われ、宝塚記念で3着するも菊花賞では実質ブービーに終わる。

古馬になってからはマイル・中距離路線に転換してGⅡ2連勝も、安田記念で1番人気3着に敗れてから海外遠征やダート路線にまで挑戦しながらも勝ち切れず、8歳まで現役を続けたがGⅠを取ることはできなかった。ただ8歳時にも中山記念を制したように晩年まで決定的な衰えを見せる事はなく、4歳の秋の天皇賞で見せた暴走のような気性の問題がなければもう少し勝てたのではないかと思われる。


アドマイヤコジーンと並ぶ後藤浩輝騎手の代表的騎乗馬。


経歴編集

2001年デビュー、2002年皐月賞日本ダービーの抽選でどちらも漏れ出走する事が出来なかったが、古馬相手の宝塚記念3着。菊花賞16着、キャピタルSとディセンバーSを連勝。


2003年東京新聞杯2着、中山記念で重賞初制覇マイラーズCも連勝、安田記念3着、海外遠征しジャック・ル・マロワ賞10着、ムーラン・ド・ロンシャン賞2着、秋の天皇賞で大暴走し13着、香港マイル3着。

2004年中山記念2着、マイラーズC3着、安田記念5着、宝塚記念10着、毎日王冠2着、秋の天皇賞5着、JCダート13着。


2005年平安S14着、マイラーズCで2年ぶりの復活勝利重賞3勝、安田記念17着、マイルCS17着。

2006年阪急杯5着、安田記念18着、関屋記念4着、京成杯AH4着、毎日王冠3着、秋の天皇賞10着。

2007年中山記念またも2年ぶりの復活勝利重賞4勝、宝塚記念18着、マイルCS18着後に引退。


種牡馬としてはあまり多くの種付け数を得られなかったが、2世代目のロゴタイプ朝日杯フューチュリティステークス皐月賞(後に安田記念も)を制し父親の名を上げると種付け数が増加。他にも数頭の重賞勝ち馬を送り出した。


2018年、種牡馬引退。


ライバルのバランスオブゲームとは2勝6敗、テレグノシスとは7勝9敗。


現役時代が長かったので2007年宝塚記念では同期(タニノギムレット)の産駒(ウオッカ)と走った事がある。


余談編集

ローエングリンの名を持つ競走馬は他にも1965年生まれが存在し、この馬も重賞勝ち馬である。


関連タグ編集

競馬 競走馬 02世代

ヒシミラクル菊花賞で8分の3の抽選を突破して出走、優勝した。馬なり1ハロン劇場にて因縁が描かれている。

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