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ハリハラの編集履歴

2015-09-02 14:46:10 バージョン

ハリハラ

はりはら

ハリハラ(Harihara)はヒンドゥー教の神。

概要

ハリハラはインド神話シヴァヴィシュヌが合一した神。創造と破壊の象徴としてシヴァ派、ヴィシュヌ派の双方から崇拝される最高神である。

名前は“ハリ(hari,奪う者・取り除く者、クリシュナの別名)”、“ハラ(hara,破壊者、シヴァの別名)”という構成である。

図像も左右の半身が黒色(または青色)のチャクラムを保持したヴィシュヌの面と、苦行者が灰を塗ったような白色の肌、三日月を戴く長髪、虎皮の衣、三叉戟を保持したシヴァの面を正中線から分けて表現されている。


ヒンドゥー教の神格であるハリハラだが、誕生の地はカンボジアである。

カンボジアに興隆したクメール人の王国(真臘、アンコール王朝)はインド化した文明を持ち、同時にヒンドゥー教を取り入れていた。特にアンコール王朝はヒンドゥー教を用いて土着宗教を吸収したり、ヒンドゥーの神と王の名を組み合わせた神像を礼拝したりして国の基盤を確立し、強力な信仰形態を備えていた。

インド当地と同じくカンボジアの地でも、シヴァ派とヴィシュヌ派という二つの主流宗派が存在し、宗派間の対立を防ぐとともに信仰上の統一を図るために両神を合体させた結果ハリハラが生まれた。

ハリハラの像は7世紀ころから見られるようになり、9世紀までに多くの像が作られている。さらに『ハリハラの像を奉納する』という旨が記載された12世紀ころの碑文も見つかっている。また、10世紀ころにインドへ逆輸入される形でハリハラの存在が伝播している。


『シヴァ、ヴィシュヌは最高神の異なる側面でしかなく元をたどれば同一』、『両神とも同じく最高神に変わりない』という独特の信仰から生まれたハリハラだが独自の神話は存在しない。

ヴィシュヌの化身である美女・モーヒニーとシヴァが交合して生まれたアイヤッパンの出自とその別名“ハリハラプトラ(ハリとハラの息子)”から、しばしばハリハラと混同して紹介されることもある。

だが、アイヤッパンの源流は南インドの土着神であり、ヒンドゥー教と合流してから比較的歴史の浅い神格であることから、起源的にハリハラと無関係である。


デジタルデビルサーガのハリハラ

正確な表記は「ハリ・ハラ」。

登場キャラクターの一人、ジェナ・エンジェルが変身する悪魔。 種族はハリハラそのものを現すように“陰陽神”。

黒色の右半身と白色の左半身を持ち、伸縮自在の四本腕、展開可能なスカート状の脚部プロテクターが特徴的なデザインで、マスクを切り替えてヴィシュヌとシヴァの二形態に移行する。また第二形態では巨大化とともにマスクが左右に開いて真の顔を露わにする。


作中ではサハスララ頂上においてセラの回収に赴いたジェナ・エンジェルと、セラを追って来たサーフたちが交戦した際に変身する。

戦闘ではヴィシュヌ形態時に手首の円盤状の機構と万能石化付着スキル“ヴァイクンタ(ヴィシュヌの宮殿の名)”、各種補助スキルを駆使する。シヴァ形態時には掌から引き出す3本のブレードを用い、

単体万能攻撃スキル“バーイラヴァ(シヴァの憤怒相)”と物理・全体魔法攻撃スキルで攻勢をかけてくる。

第二形態時には相手の攻撃を阻害する六基のプルパを射出展開し、プルパが三基以上残っている際には万能全体攻撃スキル“三界輪廻”を使用する。

また、直接戦闘以外でも片腕だけ変身させてヴァルナの繰り出した渾身の斬撃を受け止め、カルマ協会兵の小隊を単身で全滅させるなど作中のアートマの中でも特に強力な個体である。

「デジタルデビルサーガ2」ではセラフ専用スキル“三界輪廻”使用時にのみ登場。背後に現れたハリ・ハラ(ヴィシュヌ形態)がアルダーを中心に三基のプルパを展開し、アルダーの組んだムドラーと共に三界輪廻を発動させる。



関連タグ

ヒンドゥー教 シヴァ ヴィシュヌ

インド神話

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