データ
「さあ、改装された五十鈴の力、存分に見せてあげる!」
概要
2013/9/25のアップデートにて、実装された新たな五十鈴。純粋な軽巡としては初の改二艦でもある(北上・大井は重雷装艦に艦種変更)。
得物が2丁に増え、左手は改修前からの高角砲仕様だが右手の銃は3連装機銃+爆雷投射機付きである。腰横に装備されていた艤装は機銃は数が増え、魚雷の上に爆雷が追加され背中側にまるで尻尾のように連なる形に変化。加えて靴が白のブーツになった。そして頭部には電探付きヘッドバンドが追加された。
また表情もキリッとしたものに変わっている。
初期装備は「22号対水上電探」「21号対空電探」「三式爆雷投射機」の3つ。
電探は2つともレア枠で片方は十二鈴にも付属しているものだが、爆雷投射機はホロ枠の超レア装備。
さすがだ五十鈴。
とはいえ爆雷投射機はホロ枠とはいえ開発で入手できるのでこれだけのために五十鈴改二を量産するのは非効率。
よって、改二の養殖を行う者はそうそう現れないものと思われる。というかしないであげて…
容姿
腋はやっぱり見えない。
おまけにπ/も目立たなくなっている……が、動きのある立ち絵になったためか形のいい装甲がこれでもかと揺れているようにも見える。
さらに中破絵で黒い下着を付けている事が確認できる。オトナですね。
総じてビジュアルの戦力面では大幅強化されたといえよう。
性能
改造可能レベルは50。文字通りの五十鈴である。 もう十二鈴とは言わせない。
その性能は非常に特殊なものであり、以下に分けて解説する。
対潜
「対潜番長」「潜水艦殺すウーマン」の異名を取る五十鈴改二のウリのひとつ。
……なのだが、実際にはどうかというと、対潜ダメージはほぼ装備に依存するという計算式のため、五十鈴改二自身の対潜値はあまり意味がない。
本当に潜水艦に対して大きなダメージを与えることができるのは、装備スロットを4つ持ち対潜装備を大量に積み込むことができる夕張である。
ただし夕張は防御力が低いため、継戦能力では五十鈴に分があるとは言える。
対空
軽巡ではトップであり、数値的には摩耶に及ばないとはいえ強力な「10cm連装高角砲+高射装置」と大型の対空電探を装備できるので差は少ない。
対空カットインが実装された現在では実装当初よりも重要性が高い能力となっており、五十鈴改二の実質的なウリとなっている。が、秋月のように高射装置内蔵というわけにはいかなかったようだ。
だが、2015/07/31のアップデートにて高射装置無しでの特殊対空カットインが使用可能になった。発動条件は「高角砲」「対空機銃」「対空電探」3種の搭載。
発動に希少装備は一切不要なのでカットイン装備調達が楽で、自身が持ってきた電探と余りがちな装備ですぐできる。
ただし、これらの装備を積んでしまうと夜戦時の連撃やカットインが無くなってしまい、火力は期待できなくなってしまうので注意が必要。
出撃制限が想定されるイベント海域や、総員防空特化で挑む1-6など「数が欲しい」場面の即戦力としては採用の余地はあるだろう。
搭載機数
史実の防空巡洋艦化の際に射出機を撤去した状態に準じゼロ。実装当初はそれでもあまり問題はなかったが、「弾着観測射撃」実装後は非常に大きなデメリットとなってしまった。
火力は改から据え置きなので、弾着観測射撃が出来なくなった分、昼戦での総合的な攻撃力は改二のほうが劣るという困った事態となっている。
ただし『最初から砲撃に期待できないのだから、装備に悩まなくていい』という点もある。
射程
防空巡洋艦に改装された際に14cm単装主砲を全て取っ払い、12.7cm連装高角砲や対空機銃を満載したと言う史実に準拠した為短射程になっている。無論、中口径主砲を積めば元に戻るので実質的なデメリットはない。
むしろ射程を中・短と選択できることで、行動順をコントロールできるというメリットとして機能している。
改修工廠
二番艦にすえることで対潜装備最強の三式セット(「三式爆雷投射機」「三式水中探信儀」)をさらに強化することができる。これによって、戦場ではなく後方で対潜のバックアップを担うという新たな役目を得ることとなった。
対空機銃の改修もでき、25mm三連装対空機銃を装最上位の対空銃座「25mm三連装対空機銃 集中配備」(対空+9/回避+1)に更新可能。本装備は摩耶改二が初期装備&同装備改修で入手可能だが、摩耶の場合は練度をLv70まで上げて改二にする必要があるため、相対的な手間では五十鈴がリードしている。基本的に“いらん子”扱いされがちな対空機銃だが、性能は加重対空値+54(実質追加撃墜数+5機)と個艦対空装備としては驚異的な伸び率を誇り、空母系深海棲艦が跋扈する海域で防空を固めたい場合には十分な選択肢となる。
以上のように、他の改二艦(神通改二など)のような純粋なアッパーモデルではなく、対空・対潜などの防御・補助能力に特化した艦となった。
なおネット上ではその性能から、『大きくて頑丈な駆逐艦』と評されることもある。
関連イラスト
元々ある方だったが、立ち絵によってそれが強調されたことで魅力に気づき、夜戦に突入する提督が後を絶たない。