『女に別荘はねぇ。女の股は貫いて未来を作るためのもんだぁ!!』
概要
CV:淺井孝行
ベクター肆号機のパイロットで、金色に染めたモヒカンヘアーと学ラン姿が特徴的なガッチリ体系の少年。
そのような見た目に反して性格は軟派な女好きで言動もチャラいが、最初の出撃で灰吹陽に遅れを取ったことに腹を立てるよりも、自分の実力不足を自ら指摘する謙虚で柔軟な性格でもある。
しかし女好きの性分が高じて戦闘の際に敵の攻撃に抗う程の創声力を発揮する等、内には凄まじい情熱が宿っている。
お笑い芸人を目指しており、そのためにSHIROBACOでネタを収録してその動画を投稿サイトに投稿している。DEAVAに加入したのも自らの知名度アップのきっかけにしたいという思いからである。
ボケもツッコミも両方こなせるコメディ担当で、最年少パイロット海凪花嵐がませた発言をするたび子供のクセにと毒づき、彼女からピコピコハンマーでお仕置きされるのがお約束。
陽に対してはあまり絡まないが、仲間に冷酷な態度をとる(芝居をした)陽を見て深く失望した様子を見せていることから、仲間としての信頼はそれなりにある模様。
彼のコンプレックス(第8話より)
彼のネタ動画の再生数は絶望的に伸びていないが、「遥香」といういつも絶賛するコメントを投稿してくれるユーザーのために投稿を続けていた。彼の追求する笑いはリアクションやハプニングといったもので、漫才やコントといった作りこんだ笑いを披露することはない。これは、幼い頃から神童と呼ばれ今は若手筆頭天才落語家としてまさに「作りこんだ笑い」で地位を得た兄地ノ助に対するコンプレックスによるものである。
虫のM・J・B・Kとの戦いの際には、文字侵食の影響で相方の空篠翼人が政治の虫となり演説を始めるのを尻目に、特に変化は起きなかった。そのとき周囲に向かって、笑いを追求するのも古典落語をはじめとした伝統的な笑いをぶち壊したいだけとうそぶいた彼だったが、陽が手に取った彼のネタ帳には「いつか絶対やる!!」という文言とともに有名な古典落語のタイトルが記されていた。そしてそこに彼を絶賛する「遥香」の声が聞こえてきた。
この状況で本当は落語がやりたいという思いを吐き出し、M・J・B・K相手に疝気の虫という下ネタ満載の古典落語を披露し、M・J・B・Kを撃破した。
後日、「遥香」とオフラインで会うことになり待ち合わせ場所に行ったが、そこにいたのはロマンスグレーの老女(第1話で引ったくりに遭っていた人)だった。
「おあとがよろしいようで・・・」
落語家らしく、しっかりと「下げ」をつけたのであった。
ちなみに、幼少時代は意外にもショタだったらしい。
乗機
ベクター肆号機:黄色い戦闘機。
アクエリオン迅:ベクター伍号機が上半身、肆号機が下半身を構成する合体形態。優れた機動性を持つ高速戦闘形態で、スピードを活かしたM.J.B.K空間の哨戒任務も担う。物理兵装として、ウイングブーメランを装備する。
アクエリオン鳳凰(フェニックス):ベクターマシン肆号機、伍号機、壹号機が合体した姿。
灼熱の業火を全身にまとい、立ちはだかるすべての災いを焼き尽くす。
アクエリオン龍:ベクター伍号機が上半身、肆号機が下半身を構成する、迅とは別の合体形態。努虫を象徴する文字である「虫」の中に秘められた「龍」の文字によって覚醒しており、その姿はドラゴンフライ(トンボ)に似ている。