概要
硬梨菜により小説家になろうに投稿されているライトノベル『シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜』のあとがき欄、また同作品に関連する掲示板にてしばしば使用されるスラング。
語源
シャンフロ内の15番目の街、フィフテシアに向かう道に鎮座するエリアボス、「ユザーパードラゴン」と主人公との戦闘シーンの描写が諸事情によりギャグオチカットになってしまった。
これ以降、作者である硬梨菜氏本人が作品のあとがき欄などで出番カットを指す言葉として「ユザパる」(もしくは「ユザーパーする」)という謎言語を使いだした。これがきっかけとなり、ユザーパードラゴンは作中屈指のネタキャラと化してしまった。
そして、「ユザパる」という謎の言葉もまた読者により掲示板でしばしば使われるようになった。作者曰く「モルドする」と双璧を成す謎言語。
以下抜粋して転載。
「ぴゃぁぁあ!? たーべーらーれーまーすーわぁぁぁーー!?」
「い、妹よーっ!!」
「待てコラァ! って待て、俺を乗せたまま空を飛ぶな! 落ちたら死ぬから!」
「サ゛ン゛ラ゛ク゛サ゛ン゛た゛す゛け゛て゛て゛す゛わ゛ぁ゛ぁ゛」
「ええい取り敢えず咥えたエムルを離せ……あっ」
「あっ………びゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
「エムルーーーーーっ!!」
もともとユザーパードラゴンは結構終盤のエリアのボスキャラで、そこそこ強いエネミーである。
ドラゴンゆえに翼を持っており、飛翔して攻撃する性質を持っていて、近接物理職に対する完全なるメタ特攻と化している。
なぜユザパられたの?
・この話が投稿された直前に、ユニークモンスター夜襲のリュカオーンとの激闘が10話以上にわたって描かれていた。
・上記の戦闘により、主人公たちのパーティはリソースをほぼ使い切っており、最強クラスのプレイヤーであるヒロインちゃんも必殺技を使ったペナルティで弱体化していた。また、パーティのメンバーの集中力は数時間を超える戦闘により切れていた。エナドリで補給しないと…
・主人公たちのパーティ(半裸に鳥頭の変態軽戦士、光属性忍者、恋愛クソ雑魚騎士、侍兎、魔法使いですわ兎)は基本全員近接職だった。魔法使いですわ兎は咥えられてた。
以上の理由により、ユザーパードラゴン戦は非常に長引き、リュカオーン戦後の描写としては蛇足にしかならないと作者に判断されてしまった。そのためギャグオチカットされて(ユザパられて)しまった。
こうして今作屈指の謎言語「ユザパる」が誕生した。
ユザーパードラゴンが何をしたというのだ
そして、ユザパるは繰り返される。
コミカライズ版では、とある作品の強豪として描かれながら自身の担当回では出オチにされた剣士のように、主人公たちが撃破した後の会話内でしか登場しない。
原作のギャグオチカットよりも何か後味のいい感じだが、やはり納得いかない人もいるかもしれない。
なお、雑誌掲載時は公式でフライング報告されてしまっていたが、原作のアニメ化が発表された記念すべき回であった。