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蚕三文記の編集履歴

2015-09-24 23:20:22 バージョン

蚕三文記

かいこさんもんき

蚕三文記(かいこさんもんき)とは、唯根(ゆいね)氏による漫画。

概要

『蚕三文記』(かいこさんもんき)とは、唯根(ゆいね)氏による漫画


嫌いの主人公が、祖母の住む田舎帰省中に遭遇した(?)の成虫ヒメちゃんと幼虫アトちゃんとの交流を通じて、蚕の飼育を始め、蚕の生態や養蚕についての知識をほのぼのとした日常生活の中で次第に学んでいく。


もともとpixivユーザーでもある唯根氏が2014年のCOMITIA108で発表した同人漫画だったが、

2015年4月15日、「ヤングジャンプ」ブランドのフリーオンライン誌「となりのヤングジャンプ」にて連載が決定、全11回に分けて連載された(2015年4月15日~2015年6月24日)。

メイン画像は、後に「となりのヤングジャンプ」で連載された際の第1回にあたる部分。


7月21日発売の「ミラクルジャンプ AUGUST」(「ヤングジャンプ」増刊)に読み切りの特別版が掲載された。


7月1日からは「続・蚕三文記」が毎週水曜日に更新/掲載されていた(全9回)。

単行本第1巻が『おかいこぐるみ!』のタイトルで2015年9月18日刊行(2015年4月15日~2015年6月24日掲載の「蚕三文記」タイトル分)。

単行本発売予告と「ミラクルジャンプ AUGUST」への読み切り特別版掲載の情報は「続・蚕三文記」第4回で告知された。

また、蚕三文記2期の掲載が9月から始まると告知されており、9月2日から実際に「おかいこぐるみ!」のタイトルで掲載開始された。

8月12日掲載の「続・蚕三文記」第7回にて単行本第1巻の発売日と同時に9月2日からの「おかいこぐるみ!」へのタイトル変更が告知されていた。


タイトルの変遷

「となりのヤングジャンプ」掲載のタイトルは、当初「蚕三文記」であり、同一ページに続編が「続・蚕三文記」と題されて掲載された。

続々編は単行本発売が決定された時には「蚕三文記2期」「蚕三文記・シリーズ2期」などと予告されていたが、

単行本タイトルが『 おかいこぐるみ! 』に決定すると、単行本タイトルと同じ「おかいこぐるみ!」となった。

現在は、掲載ページのタイトルが「おかいこぐるみ!」となっているが、これはシリーズ総タイトルという位置づけのようであり、同一ページに掲載されている過去2編のタイトルは掲載当時のままである。


登場キャラクター

「蚕三文記」より「続・蚕三文記」を通して

  • 主人公

当初、名前は不明だったが、第3編である「おかいこぐるみ!」第1回にて、名前が多羽田優(たばた ゆう)ということが判明した。「蚕三文記」「続・蚕三文記」の際には表情が描かれていなかったが、名前判明以降、表情も描かれることとなる。

成人男性鉤針編み編みぐるみ作りの趣味がある。

虫嫌いだが、帰省先の祖母の住む田舎からと共に帰宅する直前に遭遇した蚕の精(?)の成虫ヒメちゃんと幼虫アトちゃんとの交流を通じて、蚕の飼育を始めることになる。

突然現れた人語を話すヒメちゃんとアトちゃんに驚いて祖母に報告するが、

異常な事態でもあり祖母の耳が遠いことも相まって、蚕がどうのこうのと話す主人公は、養蚕をしていたことのある祖母から蚕の卵を託されてしまう。


  • ヒメちゃん

成虫の姿をした人語を話す蚕(?)。

活発で天真爛漫な可愛らしい性格。

拙いながらも絵を描いたり即興で歌を歌いながら踊ったりするのが好き。

主人公の作る編みぐるみ(ヒメちゃんは「人間が作るマユ」と呼ぶ)が好き(単行本第5-6話)。

通常の蚕よりも大きく、人語を話し知性もあり、作中の発言(単行本第8話)によれば数十年生きているらしい。

その正体は、単行本『おかいこぐるみ!』第1巻収録の「アトがき」と題した描き下ろしにて明かされる。


  • アトちゃん

幼虫の姿をした人語を話す蚕(?)。

無表情で活発ではないが物知りで理屈っぽく滔々と説教する性格。考える蚕。

その能弁で主人公を困らせることもしばしば。

運動能力は(普通の蚕の幼虫同様)無いに等しく、リーチも致命的に狭い(単行本第3-4話)。

通常の蚕よりも大きく、人語を話し知性もあり、作中の発言(単行本第8話)によれば数十年生きているらしい。

その正体は、単行本『おかいこぐるみ!』第1巻収録の「アトがき」と題した描き下ろしにて明かされる。


  • ホトちゃん

当初、ヒメちゃんのセリフの中で言及(初出は単行本第2話)されるだけの存在だったが、単行本第11話で遂に登場、その正体とは?

ヒメちゃん自身の言葉によれば「友達だよ~」ということである。

単行本第1巻収録の「アトがき」と題した描き下ろしにて、アトちゃんとヒメちゃんの正体や生い立ちと共にその正体が語られる。


「おかいこぐるみ!」以降

  • 多羽田雪乃(たばた ゆきの)

主人公の)、8歳。

公式ページにて現在掲載・更新中の第3編にあたる「おかいこぐるみ!」第1回にて初登場。

年齢相応の大胆さでヒメちゃんとアトちゃんを鷲づかみにして、アトちゃんを恐怖のどん底に陥れた(ヒメちゃんは無邪気に喜んでいた)。

「おかいこぐるみ!」第1回掲載以後に刊行された単行本『おかいこぐるみ!』第1巻収録の描き下ろし「アトがき」にも登場している。


  • 多羽田真紗(たばた まさ)

主人公の姉、雪乃の。大の虫嫌い。第3編「おかいこぐるみ!」第2回にて初登場。

主人公の手にしてたプラケース入りの蚕の幼虫を見て阿鼻叫喚、雪乃が蚕を飼いたいと言うと大反対。

主人公を虫嫌い仲間だと思っていたため、蚕が平気になっていることに驚く。

なお、作中で虫嫌いになったのは実はアトちゃんのせいであることが判明する。

娘のために、蚕の知識をつけるためと克服のために虫の書籍を購入しようとしていた(「おかいこぐるみ!」第4回)。



公式ページ

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