概要
現在では、西洋におけるオーストリアの学者であるジークムント・フロイトが提唱した精神分析や、アメリカで発展した神経科学の考え方を取り入れた心理学など、ヨーロッパ・アメリカにおける『西洋心理学』が主流である。
しかし、東洋を発祥とする仏教は、それとは違った独自の観点から発展を遂げた、『東洋心理学』と呼ぶことが出来るほど、精緻の理論化されたものであり、現在でも世界中の様々な分野において、仏教が説き開いた心理学的な知見は、大きな影響を与えている。
日本の精神科医で評論家でもあり、相愛大学客員教授でもある名越康文氏は、自身の著書でも仏教をより良い参考として取り上げている。