概要
児童小説『チョコレート工場の秘密』とそれを原作とする映画『チャーリーとチョコレート工場』にて登場したシチュエーションの通称。
登場人物の一人である少女・バイオレット・ボーレガード(メイン画像)がウィリー・ウォンカが経営するチョコレート工場で開発中の「フルコースガム(フルコースが味わえてお腹もいっぱいになるガム)」をウォンカの忠告を無視して勝手に食べた事により、ガムの副作用で全身がブルーベリーのように紫色に変色し、身体が丸々と大きく膨らんでしまったシーンの事を指す。
シークエンス詳細
ブルーベリー膨体に至るまでの過程
- バイオレットの鼻先が紫色に変わって行く。注視して見ると、顔の毛細血管が紫色に染まって顔全体に伝って行くのが見える。
- 顔全体が紫色になり、金髪も紫がかかる、その間、腕も紫色に染まり始める。(一瞬、ベルーカのバイオレットの脱落が確定し、ライバルが減ったことへの嬉しさか少し邪悪な笑みを浮かべるアップがある、工場に入る際、仲良く手をつなぐシーンがあったがやはり上部だけの友情であったということか...)
- バイオレットの母、その他子供達がバイオレットの変化に驚き、後退する。(この時に音を良く聞いてみるとミシミシとバイオレットの骨が軋む音が聞こえる)
- 本格的に体内でブルーベリージュースが増え始め、ゴポゴポと液体が沸き立つ音が聞こえ始める。バイオレットの全身が紫色に染まり切ると、今度は体から出るブルーベリージュースがジャージに染み出して服も紫色になる。
- 上述の4番と同じ視点から下腹部の辺りが丸くなり、膨張が始まる。(バイオレットの左手がお腹を触るが、この時にまだ染まっていないジャージの部分が指でなぞったラインに沿ってブルーベリージュースが染み出す)
- ジャージも全体が紫色になった所でバイオレットの後ろ姿へとアングルが変わる。この時に体内へジュースをさらに多く溜め込めるように体を作り変えられているためか、お尻が急に膨らみ出し、バイオレットがバランスを崩して、お尻の方を見る。(この時、お尻が急激に膨らんだせいでズボンが少しずり落ち、腰回りの膨らんだ部分が露呈してるのがわかる。さらにはジュースが溜まっている影響か、バイオレットがお尻の方をみる動作をしただけでタプンタプンとゼリーのようにお尻が揺れるのが確認できる)
- お腹がかなり膨らみ、下半身部分はほぼ球体状に変化し、ジャージからおへそが丸見えになる。不安そうな表情でライバルたちを見るバイオレット。(この時にバイオレットは2、3歩後退するがよくみるとその時に彼女のお腹がタポタポと揺れるのがわかる)
- 体内で増殖を続けるブルーベリージュースがゴボゴボと大きな音を立ててバイオレットの顔を内側から圧迫して頰がブックリと膨らみ、圧迫される苦しさと恐怖からか目を大きく見開いて「んぶぅ...」とうめき声をあげる。瞳の色も緑色からブルーベリーのような紫色へと変化する。(更には外眼角まで紫になるこだわりっぷり)
- 膨張は止まらず、目を丸くしながらペタペタと自分の体を触りながら抑えようと抵抗を試みるバイオレット。腕の部分もかなり膨らんでいるせいか、袖全体もパツパツの状態となっている。(この時に顎はまだ噛んでいるような動きをしているので、彼女は健気にもガムを噛み続けていると考えられる。もしも吐き出していれば変化は止まっていたかもしれない。)
- バイオレットの膨らみ続ける後ろ姿にカメラが移動、この時、足が膨らんだ胴体に埋もれてしまったせいか、左右に揺れながら膨張を続ける。よくみると膨らみすぎたせいで肩や、背中の境目も曖昧になっているのがわかる。バイオレットは母親の方に顔を向けようとするが、膨らみ続ける体に四肢と頭が呑み込まれ始めた影響か、首を母親の方に向けるのに失敗しているのがわかる。
- 胴体の膨張は止まらず、かろうじて動かすことのできた両腕も自身の胴体に飲み込まれていってしまう。(この時に映るはみ出たお腹の部分をよく見ると、お腹にたまるジュースが満杯になってしまったのか、バイオレットのへそが、ポコンと出べそになってしまうシーンが一瞬だが映る。)
- バイオレットの顔のアップ。状況が飲み込めていないのか「ん〜!」という声をあげ、目を見開いて左右を確認している。
- 最終的の彼女の顔の下半分まで胴体に埋もれかけたところで膨張は終了する。(首を動かせないのか、両目を必死に左右に動かして状況を確認している)腕があった部分が完全に膨張した胴体に飲み込まれてしまったせいか、クレーターのようになっている。
ミュージカルパートでのバイオレット
・前奏のウンパルンパの登場シーンで膨らみきったバイオレットの体がゆらゆらと揺れているのがわかる。ほぼ、完全な球体状になっているせいで両足が地面から浮いている。へそ周りがジュースの生成地点のせいか、かなりジュースが詰まっているせいもあってバイオレットの体の部位の中ではこの部分だけ引き伸ばされて薄い紫色になっているのを確認できる。この時、ウォンカやチャーリー、ライバルたちがバイオレットを見上げているが、目視ではあるが、ウォンカの身長を180cm(ジョニー・デップの身長が178cm)と仮定すると膨らみきったバイオレットの頭頂部から地面の接地面までは約4m弱の身長となっていると考えられる。
・日本語版の「耳を傾けて〜」のシーン、バイオレットは周りのウンパルンパを見渡そうとするが、クレーター状に頭の周りが埋れているせいか首自体が動かせなくなっているため、目線を左右にキョロキョロと動かしている。
・お尻の辺りをウンパルンパたちに押され、移動開始。さらにはバイオレットの上に三人のウンパルンパがサーカスの玉乗りのようにバイオレットの上に飛び乗る。
・「あんまり噛んで〜」のシーン、バイオレットの顔の向きが横になっているのがわかる。バイオレットが叫び声をあげるが、ウンパルンパたちは御構い無しにとサーカスの大玉乗りのように転がす。
・バイオレットの顔が自分の巨体に下敷きにされながら転がされるシーン、「ノー!ノー!」と行った叫び声が聞こえるがウンパルンパは転がすのをやめない。
・「ウンパルンパウンパルンパ...」の間奏シーン。追加で3人のウンパルンパが飛び乗り、バイオレットのはみ出したお腹をトランポリンのように使ってタワーを組む。
・「何年も噛んで〜」のシーン、バイオレットは恐怖に顔を歪ませ、甲高い叫び声をあげる。しかしその叫びも虚しく、ウンパルンパの陽気な歌と、バイオレットの体内に詰まったブルーベリージュースが循環するゴボボボ...という音とともにかき消される。
・「バイオレットを救おう♪」のシーン。ライバルの子供達の中では一番運動神経が良く、勝気で高慢、それでいてスマートだったバイオレットの顔はブクブクとだらしなく膨れ上がり、だれかに押してもらわない限り身動きのできない巨体にされ、散々転がされ、負け犬の烙印を押された歌を聞かされ、満身創痍で目を見開きながらうめき声をあげている。最初の膨張シーンの顔のアップの時とこのシーンの顔を比べてみると、上唇部分もブックりと膨れてしまい、目の周りもパンパンにむくんでしまっているのが確認できる。恐らく転がしている間も少しずつ膨らんでいるか、体内のジュースが転がされている時に頭に登り、その影響で強く握った水風船のように膨らんでしまってると考えられる。)
・歌の終わり、バイオレットの体に乗っていたウンパルンパは彼女のお腹を踏み台にしつつ、床に降りる。この時にお腹を踏み台にされたバイオレットはピクピクと足を動かしているのがわかる。
・歌の終わりその2、ジュース室につながるであろう管を背にブルーベリー膨体になったバイオレットの全身のアップ。ガムを嚙む前は「私に怖いものなんてない!」と意気込んでいた彼女であったが大人の制止を聞かずにガムを噛み続けた結果、その傲慢さにふさわしい巨体となり、泣き叫びながら彼女はウォンカに助けを求めるのであった...
・「ママ助けて!お願い!」と懇願するシーン。大きく膨らみすぎたバイオレットは詰まってしまい、ウンパルンパと母親によって管の奥へ押し込まれる。この時に「ゴポン!」と重厚な音が鳴り響き、バイオレットが中身のパンパンに詰まったジュースタンクと化していることがよくわかる。
常に一番を目指していたバイオレットだが、ライバルたちの前で無様な姿に変えられていくのをまじまじと見られ、ウンパルンパからは「モノ」のようにゴロゴロと転がされて退場していったことは、彼女自身のプライドに相当こたえただろう……
と思われるが、終盤、チョコレート工場から出ていくときは柔らかくなった体で嬉しそうにアクロバットな動きをして帰っていたので、本人からすれば満更でもなかったのかもしれない……
体は全身紫色のままだったが。
二次創作では
他作品のキャラやオリジナルキャラをブルーベリー膨体化させた作品が多数投稿されており、対象となったキャラのほぼ全員が女性である。
投稿されている作品の中には「体内にブルーベリージュースが溜まっている」という点から着想を得てか、「乳房から母乳ではなくブルーベリージュースが出る」というR-18表現が描かれたりしている。
余談
当該シチュエーションは海外でも非常に根強い人気があり、例えばdeviantARTでは「blueberry inflation」などと検索する事で、pixivにて投稿されている当該シチュの何倍ものイラスト等を発見する事が出来る。興味が有れば色々と探してみるのも良いだろう。
さらにはブルーベリー膨体のASMRなるものがあったりもする...