南アジアに位置する国家。イスラム教国。1947年にイギリスから独立。首都はイスラマバード。最大の都市はカラチ。東はインド、西はイラン、北西はアフガニスタンに接する。
概要
公用語はアラビア文字から派生したウルドゥー文字で表記されるウルドゥー語だが、インドの公用語でデーヴァナーガリー文字で表記されるヒンディー語と事実上同一言語であり、文字表記以外は方言程度の違いしかない。
もともとイギリス領インドの一部であったが、宗教問題によりインドと対立し分離。この際同じくイスラム教が多数派の東ベンガル(バングラデシュ)と一緒の国になったが、パキスタン政府が東ベンガルにもウルドゥー語を押し付けようとしたため反発を招き、1971年にバングラデシュが分離した。インドとはたびたび戦火を交えており、現在も対立関係にある。インドと同じく核兵器保有国であり、インドとの核戦争の危機に陥ったこともある。中華人民共和国と親しく、北朝鮮との代理で核実験を行った疑惑もある。
核開発面ではサウジアラビアのスポンサー国家としての一面も存在しており、又、両国はAIIBの加盟国である一方、サウジと異なり上海協力機構の正式加盟国でもある。
日本との関係
日本とは友好的な関係であり、綿花の一大生産地であった事から繊維業界が日本とのつながりが深く、日本からは投資と共に品質にこだわる事についても教えられたとの事。
また、車が右ハンドルな為、新車の9割は日本製で、そのうちの5割はSUZUKI製との事で、これは同地に最初に車の輸出を行ったのがSUZUKIだからとの事で、同地ではタクシーの事をSUZUKIと呼んでいる。
また、インドと同様に前述の上海協力機構にオブザーバー 加盟している事から判るように独自の外交政策を展開していたが、最近は両国とも正式加盟国に昇格した。