概要
ファイナルファンタジータクティクスに登場するグレパドス教の教会が組織する騎士団。
教会の戦力としてはドラクロワ枢機卿が持つライオネル騎士団というのもあり、神殿騎士団が、リーダーである後述の人物たちのことを言っているのか、それとも彼らが従えるモブも含めた組織なのかは不明。とりあえずリーダである彼らはそれぞれ、色違いで同じデザインの制服を着用している。
表記ゆれ:神殿騎士
作中の扱い
北天騎士団・南天騎士団に匹敵する戦力を持っており、銃や魔法など、剣以外を専門とする者もいる。獅子戦争では表向きは中立の立場をとっているが、教皇は北南両軍が戦い疲弊したスキを狙い、そのトップに立つ人物を暗殺し、王家にとってかわる存在になろうという野心を持っていた。しかし、その野心すら団長であるヴォルマルフに利用されており、ヴォルマルフは聖石レオの力でルカヴィと契約し、聖天使をこの世に君臨させるべく、騎士団を動かしていた。
組織の鍵を握る大半と鍵となる聖石をラムザによって失っており、2章以降は実質、戦争の裏でラムザと神殿騎士団(ヴォルマルフ)が対立し続ける構図となっている。
人物
※年齢は物語開始時
ヴォルマルフ・ティンジェル(47歳)
団長にして、戦争の真の黒幕。すでに人間ではなく、ルカヴィであるハシュマリムと契約しているが、子供たちはそれに気づくことが出来なかった。聖天使復活のためにかなりアクティブに世界を飛び回り、2章の最初にシーフ相手に値切りをするところからラムザとの因縁は続いている。制服は紫色。ディバインナイト。
ローファル・ヴォドリング(36歳)
副団長にしてヴォルマルフの右腕。団長よりもさらに裏で暗躍しており、ルカヴィではないが彼もまた人間をやめている。制服は青色でフードをきっちりと着用している。術にも精通したディバインナイト。
クレティアン・ドロワ(25歳)
ヴォルマルフの腹心の一人で魔道士。物語での出番は少ないが、アカデミーを首席で卒業したエリート。制服は白。ソーサラー。
メリアドール・ティンジェル(18歳)
ヴォルマルフの長女。イズルードがラムザに殺されたと勘違いし、敵討ちのために対峙するが後に誤解であると分かり和解。その際、父であるヴォルマルフの正体を探るためにラムザ側についた。制服は緑色で女性的なフード付きのドレスのような形になっている。ディバインナイト。
イズルード・ティンジェル(17歳)
ヴォルマルフの長男でメリアドールの弟。教皇が表向きに掲げる理想を信じており、その裏にある野心や、さらに裏にあるヴォルマルフの正体には気づかなかった。リオファネス城で父がルカヴィであることを知り、戦ったが力及ばず死亡。制服は緑色。ナイトブレード(ジャンプのできるナイト)。
バルク・フェンゾル(40代?)
元機工士で反貴族運動をしていた経歴を持つ、銃を武器にした男。「支配する側」になることに固執しており、信仰よりも私欲で神殿騎士になったと考えられる。魔法銃コレクター。制服は黒。ムスタディオと同じ機工士。
ウィーグラフ・フォルズ(30歳)
元骸旅団のリーダーだったが、夢破れて敗走し、そこをローファルに勧誘された。ラムザとは骸旅団の頃からの因縁があり、彼との戦いやその末路はラムザにとっても大きく影響を与えた。彼との最終決戦は有名な難所にしてトラウマ。制服は赤。聖剣技を操るホワイトナイト。