概要
フルネームはメリアドール・ティンジェル。
グレバドス教会が独自の軍事力として擁する「神殿騎士団」に与する女騎士。同騎士団団長であるヴォルマルフの娘で、弟イズルードも同じく神殿騎士として在籍している。新生ゾディアックブレイブの一員で聖石「サジタリウス」を所持するが、エルムドア侯爵（もとい“死の天使ザルエラ”）の発言によると弟同様「相応しい肉体」ではないらしく、彼らルカヴィの抱く真の目的について伝えられていない。
摩羯2日生まれ、年齢18歳（ゲーム開始時）。
リオファネス城で非業の死を遂げた弟の仇敵を討つため、主人公ラムザを執拗に追いかける。しかし、実際に彼を殺害したのは聖石「レオ」のルカヴィ“統制者ハシュマリム”に変貌した父ヴォルマルフであり、ラムザも聖石の持つ邪悪な力について説得するも信じられず、なおも彼を討ち取らんと命を狙い続ける。
その後、ラムザを追ってランベリー城の地下墓地へと侵入し、そこでラムザたちの前でルカヴィに変貌したエルムドアの姿を目の当たりにしたことで、これまでのラムザの言葉が真実であったことを確信。彼と協力してザルエラを討伐するとともにこれまでの非礼を詫び、自身の持つ聖石を託した。
その後は仲間に加えることが可能で、聖ミュロンド寺院でのヴォルマルフとの戦闘では両者の特殊会話が発生する。父にイズルードを殺したのかを詰問するが、その中で先のエルムドアのルカヴィ化した姿を「バケモノ」と表したことに激昂する姿に、彼が既に自身らの父ヴォルマルフではないと悟り、迷わず刃を向ける。
ユニットとしての性能
専用ジョブは『ディバインナイト』。
固有アクションである「剛剣」は、ダメージを与えると同時に敵の装備を確実に破壊する効果を持つ。射程もそこそこあり、敵として対峙したときは貴重なレア装備も容赦なく破壊することで畏れられたが、実際に味方として操作する頃には、物語が架橋に差し掛かったこともあり遭遇する敵軍にモンスターユニットが多いことや、人間ユニットでもアビリティ「メンテナンス」を装備している対象には破壊効果もダメージも通さないなど、使い勝手が悪い。他の「剣技」を冠するアクションコマンド同様に剣や騎士剣以外の装備では使用できないのも致命的。極めつけに「剛剣」も含めた全ての剣技を使用可能な「全剣技」を持つ高性能おじいちゃんが既に登場しているため、仲間にしても二軍行きとなることも少なくない不憫なキャラクター。
しかし、そんな彼女を熱烈に愛するファンもいる。性能面でも愛さえあれば十分使えるユニットである。なお、同じく途中加入するアグリアスとの星座相性は「最悪」である。
ちなみに、PSP移植版では「剛剣」の性能が強化されているため、愛が無くても十分使えるユニットに。…とは言え、剛剣強化の恩恵は全剣技も同様に受けているのが辛いところだが…
なお、女性専用装備が強力かつ、PSP版では更に強力な装備も追加されたため、性能は決して上述のバランスブレイカーの下位互換ではない。
フードの中身
ゲームイラストではフードをすっぽり被り、しかも生え際もキッチリ隠しているため、髪型がまったくわからない。
そのため「ハゲ（剃髪）じゃねえの？」という疑惑がある。
一応、同じ神殿騎士である父や弟、その他の騎士もフサフサなので坊主頭である必要はない。
このあたりは絵師のイメージ次第である。
愛にすべてを。
傾向として、父や弟と同じような茶髪のショートで描かれることが多いようである。
発売から丸16年近くが経って、キャラクターデザインを行った吉田明彦からのコメントがなされた。→突如始まった吉田明彦氏への質問コーナー（松野氏経由）
よく覚えていませんが、ハゲというイメージはないですね。少なくとも金髪ロン毛の印象です。(吉田談)
なお、グラフィックの後頭部を見ると、彼女のフードは不自然に膨れている。同じくフードを被るローファルは膨らんでないので、フードの形状やデザインではなくそれなりのボリュームの髪を収納していると思われる。
関連イラスト
