概要
全高2.5メートル超、金色の装甲を持つ二足歩行ロボット兼七次元端末。
ヒロインであるイオンを守護することを第一目的として行動する。
「イオンは俺の嫁!」
シェルノサージュにてイオンと共に暮らしていた「端末」の接続先を自由に移動できるように変更したもの。
実際にはイオンが組み上げた訳ではなく、過去にクラケット博士が一体だけ製作し、移民船ソレイルで保管されていたES45カソードを収めたガーディアンロボの一種であり、戦闘能力も高い。
本体は頭部に格納されている真空管であるアルノレシーブ管。
アルノレシーブ管はアルノサージュ管と直結バスを有しており、外宇宙と繋がっている。
戦闘時は二丁拳銃、アサルトライフル、パイルバンカー、スナイパーキャノンなどロマンあふれる兵装を使用する。
詩魔法に必要なトロンやジェノムと同調しておらず、ヒトガタにもなっていないイオンは詩魔法の行使が出来ないが、イオンはClass::CIEL_NOSURGE;を謳っているので移民船ソレイルを詩魔法端末として使用可能となっており、アーシェスが同調先となる事でイオンは詩魔法を紡ぎ、謳うことが出来る。
また、触れた相手に思いを伝えるなど「端末」として持っていた能力も一通り使用可能な他、本人は意識していないが特殊なガーディアンロボであるES45カソードタイプのために本作の舞台である移民船ソレイルやヒュムネスフィア(謳う丘)における最高アクセス権限を有している。
専用の機材にある端子を接続することで隔壁の開閉や設備機能の診断、防衛兵器の制御はもちろん、動力炉の停止・再稼働、七次元接続の切断を行う事ができる。
元々は俯瞰視点(世界を俯瞰的に観測し、本来知り得ない知識などを得る能力)を持つ存在を異世界から得るには転移のエネルギーのために星を一つ潰す必要があり、転移後にも世界のバランスを崩すという危険性を回避するために異世界の存在に操縦させ、限定的に俯瞰視点を得るための技術の一つ。
ES45は間接操作の為に出来ないことが多く、常に七次元の力を使えるわけではないといった問題点があるが、OSに掛けられた制約により行動や受け答えといった行動の自由に制限を掛けることが出来るようになっている。
ちなみに接続先に送られる映像はショッキングなものなど、一部のものは自動的にモザイクがかかるようになっているが、ネイの料理にしか働いたことがない。
物語途中、移民船ソレイルの動力を切り替える詩魔法Class::XIO_PROCEED;を謳うイオンの盾となって大破し、アバターコアである頭部を持ち去られるが、サーリらが組み上げた新たなボディ「XR77プレミアム」を得て修復される。
XR77は装甲のデザインと共に装甲色は金色から銀色へと変更される。
コミック版アルノサージュでは禁断兵器として登場。
イオンの操作によりラチェットの生命エネルギーを用いて起動しようとするも、七次元先のアースの制御端末とのコネクションが無いために起動できず。
本編とはつながりの無い扉絵などのイラストのみでの登場となった。
人物像
ゲームをしているプレイヤー自身の化身となるので統一された人格は設定されていない。
しかし、選択肢からは「平凡で心優しい人格」「エロスを持て余す変態紳士」「所詮ゲームだと割り切っている人格」などが見受けられる。
一部の選択肢ではゲームと割り切っている性格が強調されていたが、移植版のPLUSでは修正されている。
由来
「アーシェス(EARTHES)」とは七次元先にある「地球」という意味。
なので厳密には地球人全般を指す言葉。
機体に異世界間通信のリンク先としてアーシェスを含む文字列が印字されており、その部分からタットリアよりアーシェスと名付けられた。
アーシェスとも呼ばれることもあるが、アバターの向こうにいる存在に対しては名付けられる前も以降もイオンは「あなた」と呼んでおり、デルタ達からも「あなた」が固有名称と認識されており、調合で作成したアーシェス似のアイテムは「超合金あなた」という名称になっている。
なお、ねりこからは「ガション」と呼ばれている。
登場作品
CV
なし