概要
近界の惑星国家の一つで 「神の国」と呼ばれている。
近界最大級の軍事国家であり、イルガーを保有する数少ない国家でもある。
また、多数のトリオン兵に加え、強力な新型トリオン兵「ラービット」の開発に成功し、黒トリガーも7年前の時点で13本保持しているなど、肩書き通りの凄まじい戦力を持つ。
また、大国だけあって属国として傘下に付いている国も多くいる模様。
第二次大規模侵攻の相手であり、自国の防衛に徹すると考えていたレプリカの予想に反し、多数の黒トリガー使いを遠征部隊に送り込み、激しい攻勢を仕掛けた。
こうした攻勢は他の国にも仕掛けているらしく、何らかの異常事態を伺わせる。
トリガー角(ホーン)
出身者の頭部にある龍のような角の事。
これはトリガーを加工して作ったトリオン受容体であり、トリオン能力が高い人間を生み出すために幼児へと移植させたものである。
この角を埋め込まれた者は、成長とともにトリオンの量や性質が変化し、移植したトリガーを自分の身体の様に使う事ができる。
さらに黒トリガーとの適合率を上げる実験もされており、適合した者は角も黒く染まる。
しかし、強力なトリガー能力を得る代償としてトリガー角が脳にまで根を張ると目が黒く染まり、暴言や凶暴性も高まるなど人格にも強い影響を及ばしてしまう。そして、この状態になると命を削りかねない諸刃の剣でもある。
人物
CV:佐々木望
メイン画像の左から3番目
遠征部隊隊長。29歳。身長180cm。
黒トリガー・卵の冠(アレクトール) の使い手。
角は側頭部から生えている。イメージは「竜」。
アフトクラトルを統べる4大領主の一角でもある。
CV:小堀友里絵
メイン画像の右から3番目
遠征部隊隊員。23歳。身長162cm。
黒トリガー・窓の影(スピラスキア)の使い手。
角は額の両端から生えている。イメージは「悪魔」。
部隊の紅一点。
CV:柳田淳一
メイン画像の左から2番目
遠征部隊隊員。24歳。身長202cm。
トリガー・雷の羽(ケリードーン) の使い手。
角は額の両端から生えている。イメージは「赤鬼」。
ハイレインの弟でもある。
CV:古川登志夫
メイン画像の左端
遠征部隊隊員。20歳。身長182cm。
黒トリガー・泥の王(ボルボロス)の使い手。
角は額の両端から生えている。イメージは「般若」。
昔は聡明で優秀な子供だったらしいが、現在は凶暴な性格である。
CV:島﨑信長
メイン画像の右から2番目
遠征部隊隊員。16歳。身長171cm。
トリガー・蝶の盾(ランビリンス)の使い手。
角は側頭部から生えている。
「角付き」としては一番新しい世代で、安定性・トリオン拡張性共に過去最高。
CV:中博史
メイン画像の右端
遠征部隊隊員。65歳。身長176cm。
黒トリガー・星の杖(オルガノン)の使い手。
老齢ゆえに唯一角を持たないが、作者から「この世界最強キャラ候補の一人」とされている実力者。
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侵攻の理由
以下12巻以降のネタバレを含みます。
国防をかなぐり捨てた大攻勢でトリガー使いを狙った理由は、次の「女王〈クイーン〉トリガー(母〈マザー〉トリガーとも呼ばれる)」の使い手である「神」になれる者を探すためである。
この「女王トリガー」はアフトクラトルの国土を形成しており、使い手が死ねば星もまた死んでしまうのだが、現在の「神」の寿命は残り数年にまで差し迫っている。
しかし、「神」には高いトリオン能力が要求される上に、「女王トリガー」に取り込まれて死ぬまでトリガーと一体化する事になるため、他国からその生け贄候補を探していたという訳である。
もっとも、アフトクラトルを統治している4大領主達は、次の「神」選定を次代の覇権を決める勢力争いと見ており、是が非でも自勢力の手柄にしようと躍起になっている。
特にハイレインは、その神候補である「金のひな鳥」が確保出来ない場合も最初から想定しており、そうした事態に備えて代わりの神候補を配下から見繕っている。