ゲーム概要
2015年10月29日発売のシリーズ第五作目。キャッチコピーは『喰らえ 意のままに』。
初代『ゴッドイーター』のリメイク版『ゴッドイーターバースト』の更なるリメイク版。
ハードがプレイステーション4及びPSVITAに移行したことにより、グラフィックが一新され、ゴッドイーターバーストには無かった新システム及びストーリーが追加されている。
また、設定可能な主人公の容姿・声にアニメ版『GOD EATER』の主人公空木レンカが新たに登録されているなど、アニメ版とのタイアップも為されている。
ゲームシステム
従来作との相違点
ゴッドイーターバーストのリメイクという性質上作中の時間軸が逆行していることもあり、キャラクターエピソードやリンクサポートシステム、ブラッドアーツ、ブラッドバレット、血の力、ブラッドレイジなどの『2』由来の新要素は大部分がオミットされている。
しかし、神機のスキルカスタマイズや基本ステータスの底上げが可能な『遺された神機』やNPCのスキルカスタマイズが可能な『パーソナルアビリティシステム』など、引き続き採用されているものもあり、完全にリメイク元に先祖帰りしているわけではない。
また設定上、極東支部初の使い手がエリナとエミールであるポールウェポン型神機については、「欧州支部からの受注生産品を試験的に運用している」ということで、チャージスピア、ブーストハンマー、ヴァリアントサイズ三種ともに使用可能となっている。エリナとエミールについては「極東支部で組み上げられた初のポールウェポン神機を用いる、初の正式な使い手」という位置付けになるのであろう。
また、バースト状態時限定で効果を発揮する装備品の一種であった『制御ユニット』は後述の本作独自の新システム採用の都合上仕様が変更されている。
プレデタースタイル
キャッチコピーの由来であり、本作の目玉ともなっている新システム。
従来作では二種類しかなかったプレデターフォームの種類が劇的に増加しており、単純にバースト状態の維持やアラガミバレット及び素材の回収手段に過ぎなかった捕喰アクションを、回避や移動、コンボパーツにも転用出来るようになっているなど、アクション性や戦術の幅の広がりに一役買っている。
基本捕喰アクションの追加
これまでプレデターフォームによる捕喰アクションは通常の『チャージ捕喰』とコンボの途中で派生発動可能な『コンボ捕喰』しか無かったが、今作では新たにその場で素早く出せる『クイック捕喰』、ステップの後に出せる『ステップ捕喰』、空中で出せる『空中捕喰』が新たに追加され、都合5つの基本捕喰アクションを駆使することが可能となっている。
このため、従来の作品に比べて戦闘中の捕喰やバースト維持が格段にやり易くなっている。
捕喰アクションの個別設定
5つの基本捕喰アクションをそれぞれ性質や挙動の異なる様々な種類の捕喰アクションの中から、個別に選んで設定出来るようになっている。隙は大きいがバーストゲージ回収効率の高いもの、バーストゲージ回収効率は低いが隙が少なく直ぐ終了するもの、長距離移動を兼ねたものなど、状況に応じて使い分けることでより効率的な捕喰や回避・移動への転用も可能となっている。また、コンボ捕喰や空中捕喰は武器本来のモーションにはない攻撃モーションの追加という側面もあるため、近接攻撃のコンボバリエーションが劇的に増大している。
制御ユニット
プレデタースタイルシステムの採用により、仕様が変更された。5つの基本捕喰アクションにそれぞれ付与効果を装備させることが可能となっているが、装備可能な付与効果の内容は現在設定されている個別捕喰アクションのランクに準ずる。また、該当する捕喰アクションを成功させることが発動の条件となっている。効果の内容は様々であり、大まかに分けるとバースト状態が維持される限り効果が永続するもの、捕喰成功時にのみ単発で効果を発揮するもの、捕喰成功後更に一定の条件を満たすと効果を発揮するものがある。
ディアウス・ピターのリニューアル
今作の看板アラガミであるディアウス・ピターが、デザインをリニューアルされて生まれ変わっている。当初こそ従来のディアウス・ピターと同様だが、HPが一定まで減ると背中から巨大な翼を展開して変身する。この状態になると攻撃範囲が大幅に強化され攻撃も激しくなる。なお、従来デザインのディアウス・ピターも『天なる父祖』の名で続投している。
中型以上のアラガミに攻撃アクションが追加
コンゴウやシユウ、サリエルなど、従来の中型以上のアラガミの大部分に新しい攻撃アクションが追加されている。何れも厄介なものが多く、今までの感覚や立ち回りで戦っていると思わぬ不覚を取ってしまう可能性がある。
新ストーリーが追加
ゴッドイーターバーストまでのストーリーをクリアすると、巨大アラガミ『ノヴァ』の残した影響に纏わる本作独自の新エピソードをプレイ可能となる。
スキルカスタマイズ
ゴッドイーター2レイジバーストから採用されている、「遺された神機」を用いた神機強化システムであるが、今作ではパーツごとに固有のスキルが存在する。
少ないものでは一つ、多くの場合は二つあり、それぞれ複数のスキルを内包している強力なスキルである。
内包するスキルの数は武器の強化に伴い増加していき、最大4つまで増加する。
従来のスキルで上書きも可能なので、不要と感じるのであれば上書きして、レイジバースト時のように完全に自分好みのスキルで固めた神機を作成することも可能である。
別名・表記ゆれ