概要
マシンメサイアとは、漫画「ファイブスター物語(FSS)」に登場するロボットのこと。
物語の主要な時代である「星団暦」よりも過去の時代、「AD世紀」において騎士が搭乗し、
当時存在した超大国、「ファロスディー・カナーン超帝國」をはじめとする国家で、
運用されていた機体である。「マーシンメース」という呼称も存在する。
星団暦に入って後、ジョーカー星団で用いられるロボット兵器は、
モーターヘッド(MH)が主流となり、マシンメサイアは姿を消したが、
なんと、性能ではマシンメサイアはモーターヘッドを上回っていたようである。
性能差?どういうことなの?
何故マシンメサイアとモーターヘッドの間に性能差が生じたかというと、
これはジョーカー星団の文明が、ファロスディー・カナーン超帝國の滅亡以降、
折り返し点を過ぎ退行期へ入ったことで、技術的な「退化」が起こり、
結果、モーターヘッドとマシンメサイアの間に、性能差が生じたのである。
そして、ロボット兵器の性能だけでなく、
マシンを駆る騎士達の能力もまた、世代交代を繰り返すうちに弱体化しているため、
星団歴の騎士達よりも、「純血の騎士」である超帝國騎士の方が圧倒的に強い。
・・・「星団歴生まれの純血の騎士」、剣聖マキシを除いては。
連載再開後
2013年4月の連載再開後、FSSに登場するロボット兵器が、
名称を「ゴティックメード(GTM)」に改称、
デザインを一新した事に伴い、モーターヘッドと統合。
同時にモーターヘッドとの間にあった性能差も解消された。
(なかった事にされたとも言うが)
本編登場機
「焔星(イェンシー)」
ファロスディー・カナーン超帝國のマシンメサイア。単行本では9巻に登場。
登場エピソードで「イェンシングフェイディー・ディグツァイト」とも呼ばれている。
超帝國時代には、この呼称も用いられていれたのかもしれない。
なお、本機が搭載していたものと同型のイレーザー・エンジンが、
超帝國の伝説的指導者、「炎の女皇帝」の意匠を持つMH「ジ・エンプレス」に搭載されている。
ちなみに、これは余談となるが、「ニュータイプ」1997年11月号で本機が登場した際、
白い機体色で登場したが、単行本収録時には、機体色が赤に変更された。
初登場時の「白い焔星」は、「FSSリブート」の方に掲載されている。
「A.U.G.E.」
A.K.D.が保有しているマシンメサイア。
「アナミー・ユニゾナー・フォー・グリーン・エンプレス」。
通称「オージェ」。「アウゲ」とも。単行本では10巻から登場。
グリース王家時代より天照家に伝わる、由緒正しいマシンメサイア。
とはいえ、超帝國時代そのままという訳ではなく、ファティマに対応するための改造や、
星団暦時代の騎士でも扱える機体とするためのデチューンが施されている。
搭乗者は「聖院」グリーン・ネイパー。
アクティブバインダーに色々な装備を詰め込んでボォスに持ち出し、
そのまま本機で魔導大戦に参戦した。