広島東洋カープの投手。大阪府出身。右投右打。
前田智徳、栗原健太がいるため、ニックネームは「マエケン」。2007年にPL学園高校から、広島東洋カープに入団した。名実ともに、カープを象徴する「エース」の1人となっている。
2009年は8勝14敗と、成績があまり振るわなかったものの、2010年シーズンではその実力が開花し、15勝8敗、防御率2.21、174奪三振と、セ・リーグでは1999年の上原浩治投手(当時、読売ジャイアンツ)以来となる11年ぶり、史上最年少、球団史上初の『投手三冠』(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振)を手にした。
その後、セリーグの中ではキャッチャーの石原慶幸選手とのバッテリーが最高であったと認められ、『ベストバッテリー賞』を受賞した。
更には、今年下位に低迷するチームの中、孤軍奮闘で投げ続け、その抜群の安定感を見せたことから、セ・リーグでは6年ぶりに投手最高の栄誉となる沢村栄治賞(通称 沢村賞)を受賞した上、2010年シーズンを通してマウンド上での素晴らしいフィールディング、バント処理などを行ったことから守備における栄誉『ゴールデングラブ賞』に輝いた。
最後は同年11月18日の『2010プロ野球コンベンション式典』においてセリーグベストナインの投手に選ばれ、セリーグの規定に従い、同時に『最優秀投手賞』を受賞し、前田健太投手は2010年、沢村賞に加えセリーグ投手部門を総なめにする合計7冠を達成した。