かみくだく
かみくだく
概要
第2世代のあくタイプ追加に合わせて登場した技。
名前の通りかみつくの強化版のように思える技だが実際は効果自体が違う。
変わった効果ばかり持っているあく技では珍しく、純粋に相手の防御を下げる効果がある。
威力としては効果を発揮した他の技には劣ってしまうが、拾得者も多く安定したダメージを狙えるという点では非常に有用である。第6世代で悪技が鋼タイプに等倍になり半減が悪タイプのみとなった為、サブウエポンとして採用の価値がある。
第2〜3世代では技のタイプで分類が決まる以上特殊技だった為、効果も「とくぼう」1段階低下となっていた。
シャドーボール「解せぬ」
ただ、当時のあくタイプと言うと物理偏重が大多数だった為、肝心のあくタイプが全然活かしきれないと言うチグハグにも程がある状況だった、また第三世代まで噛み砕くを使える悪タイプはそこまで多くなく(ヘルガー、バンギラス、グラエナ、サメハダー、ジザリガー系統)他タイプにしても、タマゴ技限定やかみつくを覚えてもかみくだくを覚えられずそこまで覚えるポケモンは多くなかった。
しかし第四世代で技の仕様変更からか悪タイプで無くても、「*かみつくを覚えられるポケモンなら覚えられる」レベルに一気に格下げされドダイトスやレントラー、フローゼル、ガブリアス、ラッタなど序盤、強力なポケモン問わず多くのポケモンが自力で獲得できるようになった。
この為、シナリオ対戦問わず元々防御の低い物が多いエスパーやゴーストは一気に倒されやすくなり、ダイパプラのシナリオでは悪タイプを手持ちに入れずともメリッサやゴヨウなど容易に弱点を付くことが出来た。
(第四世代当時では悪では弱点が付けなく炎タイプも少なかったドータクン系統や弱点を付くより先に速攻で潰してくるHGSS時のナツメのフーディンなどが強敵なのはこの手段で通じないため)
こうした影響か第五世代ではムシャーナやデスカーンなど不一致の悪技では一撃で倒しきれないエスパー、ゴーストタイプが増加しシナリオで安全に対処するには悪タイプを連れてくるか積み技で一気に突破するかなど対策が必要になった。