CV.増田裕生
概要
デュエルアカデミアの筆記試験を一位でパスするほどの頭の良さで、さらに運動神経も抜群でもある文武両道の人である。一年生時の身長は173cm。
オベリスク・ブルーである万丈目準を凌駕するほどのデュエルレベルであるが、白魔導士ピケルや憑依翔着-ヒータに惚れる(その前に姉御肌の虎に惚れていたりしたのだが)という、いわばロリコンな人でもあった。
光の結社編では、斎王に洗脳されていた万丈目と決闘を行い、勝てる決闘を放棄してまで光の結社の傘下に入るも、自分の実力には満足できなかった。
そんな時、十代とツバインシュタイン博士のデュエルを見た三沢は、論理と直感を複合した新たなデュエル統一理論を完成させるという新たな目標に目覚め、下着を含むすべての衣服を脱ぎ捨て、十代と戦うことなく光の結社と決別。ツバインシュタイン博士の元へ入り助手となる。
これが空気王伝説の始まりである。
しばらく経ってから、ツバインシュタイン博士と行った量子力学の実験で事故に遭ってしまう。異世界に飛ばされ放浪していた所を十代達に助けられる。元の世界に戻る方法を模索し、異世界の発電施設から現実世界にいるツバインシュタイン博士の通信をキャッチすることに成功する。また「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」が転送された後、会話の中で「三幻魔とレインボー・ドラゴンを衝突させる」という結論を出すなど異世界からの脱出に貢献した。
現実世界に戻った後はツバインシュタイン博士と共に異世界について調査。次元の歪みを発見すると、更なる異世界へ向かった。そこでタニヤと再会し、情報収集に専念するため一行から離脱。その後ユベルの目的が12の次元を一つに統一することにあることを伝えるために合流し、気弱となっていた十代に喝を入れ「いい加減にしろ!!所詮力無き正義など無意味だ!覇王という一面をコントロールしてこそ、正義は実現できる!!」と助言した。
素晴らしい理想もそれを遂行できる力が無ければ机上の理論に終わる、という考えに頭脳派の彼が至ったのは説得力がある。
それから最終決戦に挑む十代に「自分はこの世界に残り住人達の手助けをしていく」という決意と別れを告げ、誰よりも早く大人として自立した。
上記の様に人物としての彼はよく出来た男で、ナイスガイとの呼び声も高いが、中盤以降はアクの強いメンバーに押され、デュエルでの出番が減っており、4期ではまったく登場する事が無かった。(4期初期に、帰還しなかったアカデミア関係者の資料、と言う形で登場だけはしており、帰らなかったものと思われる。それと、嫁と再会してずっと同行し、やるべき道を見つけたので、生き甲斐と嫁を得たリア充なのは事実だろう)
また、デュエルの回数が少ないことに加え戦績も芳しくないため誤解されがちだが、彼のデュエルの実力自体は決して低くなく、むしろ高いと言える。
劇中では光の結社に洗脳された万丈目に敗北しているが、この敗北は三沢が勝てるはずのデュエルを放棄して自ら敗北を選んだことが原因であり、実質的には三沢の勝利はほぼ確実だった。光の結社に洗脳された万丈目はそれ以前に明日香を敗っているため、少なくとも2期の時点でデュエルの腕は三沢>万丈目≧明日香ぐらいであることが伺える。
エドも表面上では三沢のことを見下すような素振りを見せつつも「斎王にとっても三沢の頭脳は面倒な相手だったはずだ」と評しており、事実斎王も三沢のことを「恐ろしい頭脳を持つ男」と呼んでいた。
漫画版GX
ラー・イエロー所属の1年生。入学試験首席。
天上院明日香に惚れるなど、アニメ版で万丈目準が担っていたコミカルな描写の多くが、漫画版では三沢の役目となっている。
アニメ版と違い影が薄くないため、たびたび漫画版GXオリジナルキャラなどとネタにされる。影が薄くなる前に連載が終わったという説もあるが。
使用デッキ
アニメ版
彼は7つのデッキを持っているが、判明しているのは以下の通り。
どれも理科系っぽいカードが組み込まれているのが特徴。
地属性デッキ
武藤遊戯とは違う形の「磁石の戦士」デッキを使う。
新たな合体形態が登場したが、残念な事にOCG化はされていない。
水属性デッキ
主に「ウォーター・ドラゴン」を切り札とする。
特に関連カードの「ハイドロゲドン」はOCGでもよく使用された有名カードである。
7番目のデッキ
対遊城十代用のメタデッキ。融合戦術を得意とする彼に対して、同名カードの発動をさせないカウンター罠「封魔の呪印」というメタカードを入れていた。
罠の効果を喰らわず、永続罠カードとのコンボで攻撃力が3000にもなる「リトマスの死の剣士」を切り札とする。
漫画版
妖怪デッキを使用する。OCG化にあたり「妖怪」カードはアンデッド族となった。
炎属性デッキ
炎属性を中心としたデッキ。
永続罠『魂のさまよう墓場』を中心としたコンボを得意としている。
妖怪デッキ
日本妖怪をテーマとしたアンデット族を中心としたデッキ。
主力カード(アニメ版)
水属性デッキにおける彼のエースモンスター。
攻撃力2800と高い攻撃力に加え、破壊された後は『ハイドロゲドン』2体と『オキシゲドン』1体を特殊召喚する効果と、炎属性または炎族モンスターの攻撃力を0にすると言う炎のアンチ効果を持つ。
また『遊戯王GX』でのオープニングで、対になる炎の龍が居たが、作中においては登場しなかった。
炭素型モンスターであり、墓地のこのカードに10枚のカードを乗せて、このカードを除外する事で『ダイヤモンド・ドラゴン』1体を特殊召喚する効果を持つ。
墓地の深くに埋まったこのカードがダイヤモンドになるこの効果は、圧力の加わった炭素がダイヤモンドに変化する化学変化に例えて作られたものだろう。
OCG化では、レベル7以下のドラゴン族モンスターを特殊召喚ができ、炎属性モンスターとの戦闘では攻撃力が1000ポイントアップする効果が追加されてるなど、アニメ以上に強化されてる。
7番目のデッキに投入されてた科学者モンスター。
デッキトップの『破壊輪』を墓地へ送ることで、墓地が肥えることで効果を発揮する『カーボネドン』の効果を補助しつつ、破壊されてもドロー効果を発動した。
アニメGXにて描かれたアイドルカード談義において、アイドルカードに否定的な見解を示していた三沢のデッキにこのカードが紛れ込んでいた。
主力カード(漫画版)
漫画版における三沢のエースモンスター。
カウンター罠カード『閻魔の裁き』により特殊召喚されるモンスター。
特殊召喚時に、手札を任意的に墓地に送る事でその枚数分だけフィールド上のカードを破壊すると言う鬼の名に恥じない強力な効果であった。
墓地から特殊召喚されたら攻撃力2000になる効果を持つ。
戦闘破壊された後、罠カード『怨霊の執念』の効果で墓地から特殊召喚され、攻撃力を上げた。
OCG化では、『自分の墓地に存在するアンデット族モンスター2体をゲームから除外する事で、自分のデッキからカードを1枚ドローする効果』か、『ゲームから除外されている自分のアンデット族モンスター1体をデッキの一番上に戻す。』の効果の内どちらか発動する効果となっている。
墓地に送られた次のターンに、墓地から妖怪モンスターを生還する効果を持ってる。
OCG化では、自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外しする事で自分の墓地のアンデット族モンスター1体を特殊召喚する効果となってる為、強化されてる。
漫画版における十代戦(2回目)で登場した切り札。
『牛頭鬼』と『馬頭鬼』が存在する場合のみ特殊召喚が出来、フィールド上に存在するこのカード以外のモンスターを全てデッキに戻し、この効果でデッキに戻したアンデット族モンスターの数だけ、1000ポイント分の攻撃力がアップする。