概要
アニメ『K』に登場する伏見猿比古と八田美咲のBLカップリングタグである。
タグ名の上では攻めが猿比古、受けが美咲ということになる。逆の場合は「美猿」となる。
男同士の恋愛(BL)要素があるため、タグには「K(腐)」と「腐向け」タグを併用して使用することを勧める。
沿革
アニメ本編
第3話
猿比古が、事実上仕事を放り出して美咲を追いかけた回である。
吠舞羅の情報を聞きつけた猿比古が美咲に会うために奮闘しているのだが、いざ吠舞羅メンバーの許に辿り着いても美咲がいない場合には、この世の終わりのような絶望の表情を見せ、哀しみの溢れる溜息を零す。美咲とすれ違いが起きた場合には、落ち着かないのだろうか、美咲とお揃いの左鎖骨にある吠舞羅の徴を掻いていた(ちなみに、吠舞羅メンバーで徴の場所が一致しているのは彼らだけである)。
普段気だるげな猿比古が何故このような行動を起こしたのか、ソワソワとする方々が増えてきたのもこの回からである。また、猿比古が美咲を追って場所を転々としていることから、「彼はストーカーではないのか?」という疑問が起こった。
蛇足ではあるが、第3話放送後の後日談として、作家陣GoRAメンバーイエローこと壁井ユカコ氏は、GoRA公式twitterにて、「(略)第3話の伏見くんにはまだ別におかしな点はないと思いますが…これからに比べたらぜんぜんふつうです」というコメントを残し、世界を震撼させた。
第5話
猿比古が、己の本領を発揮した回である。
第4話TV版予告にて、「お前が憎む相手はそいつじゃなくて俺だろ!!」という発言をした猿比古から、病んでいる雰囲気は視聴者にもひしひしと伝わってはいたのだが、手の施し様がない程にまで彼は至っていたのである。
美咲を発見した猿比古は仕事を放り出して会いに行くのだが、第一声が「相変わらず童貞丸出しって感じだなぁ…!?」という、突っ込みどころ満載の行動を見せてくれる。
また、下の名前で呼ばれることが嫌いな美咲に対して、約1分50秒の間に6回も美咲呼びを行っている(約18秒に1回呼んでいる計算になる)。美咲との対戦中に鎌本力夫が乱入した際は、本気でキれた表情を見せた。呆然とする視聴者を余所に、その執着を一身に浴びている美咲本人は慣れた様子で、猿比古と美咲の過去に何かしらのキズナがあったことを彷彿とさせる回となった。
第10話
猿比古と美咲の吠舞羅時代のやりとりが存在する。
猿比古が何故吠舞羅を抜けセプター4に入ってしまったのかが分かる。
美咲の目の前で徴を焼いたり、「お前は俺だけ見てろ」発言など、視聴者を驚愕させる行動をした猿比古であるが、それと同時に美咲の鈍さにも気付かされた回となった。
(本編では)初めて猿比古と美咲が対峙した回であるが、猿比古が何故そのような執着を美咲に見せているのか、理由は明らかとされなかった。ただ、その執着を拗らせてしまっている雰囲気は、痛い程伝わってくるのであった。
また彼ら2人の背後にあった壁の落書きは、日本語に訳すと“死が2人を分かつまで”であり、どこか意味深である。
ノベライズ
・ノベライズside:redでの他人からもわかるほどの美咲に対する執着具合
・ノベライズLostSmallWorldにおいて、猿比古にとっての美咲という存在、吠舞羅に居場所を見出して自分をちゃんと見てくれなくなった美咲への失望と苛立ちなど、異様な執着の原因が描かれている。また、美咲との決別シーンなど、要所要所はアニメ版とは相違点もある。
作中では「他人に理解されなくても美咲が自分をわかってくれるのならそれでよかった」という旨の思いを抱いたり、中学の頃に二人で過ごした時間に思いを馳せたりしている。タイトルからも推測出来るが、猿比古にとっては吠舞羅に入る前のように二人だけで過ごす小さな世界こそが、最も幸せだったのかもしれない。
アニメ本編(二期)
第12話
・伏見の命の危機に駆けつける八田。
・長年続いた因果に決着。和解した二人。
第13話(最終回)
エンドロールにて、和解後の二人がコーラをかけ合うシーンが流れた。冬だというのに何故コーラをかけ合っていたのかは不明であるが、二人の顔には笑顔が浮かんでいた。
その他
・ロトCDにおいて美咲のバイト先に行って面接を受けている。
・二人でじゃんけんをすると、何故か相子ばかり続くという不思議
・美咲、クロ、鎌本らと温泉に行った際は、風呂上がりに美咲に軽くあしらわれた挙げ句、おいてけぼり(しかも美咲は鎌本と談笑して去ろうとした)にされたので「美咲」を連呼して必死に引き止めた。そのあとのぼせてふらついて美咲に掴まる。
・「出雲の部屋」にて、自分を追いかけて来てくれない美咲への想いをひたすら吐露するヤンデレっぷり
・美咲がバイトする居酒屋で宗像と二人で慰労会を開くも、美咲が自分の存在に気付かないので何度も無意味な注文を繰り返したり仕事を妨害していた
・公式で発売された、数々の2人のポスターに使われている小物に込められた意味(例:白詰草の花冠・イヤホンの装飾など)
・中学時代の2人をイメージしたと思われる猿比古のキャラソンの題名は「I beg your hate」(俺に死ねよ、って言えよ)。壁井ユカコ氏が担当した歌詞にも注目。
・猿比古が吠舞羅を抜ける直前まで同居していた
・美咲がいつも付けている時計型端末を贈ったのは猿比古
…など、挙げ出したらキリがない状態である。