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ウォルフガング・シュライバーの編集履歴

2016-03-14 23:50:37 バージョン

ウォルフガング・シュライバー

しゅらいばー

ウォルフガング・シュライバーとは、Light制作のPCゲーム「Dies irae」の登場人物である。

「泣き叫べ劣等。今夜ここに神はいない」


概要

CV環有希(CS版)/日椰たぬき(PC版)

身長:158cm 体重:50kg 血液型:A型 階級:少佐

序列第十二位ルーン
魔名悪名高き狼大アルカナ
生年月日1920年2月27日占星術双魚宮
位階創造発現求道型
聖遺物暴嵐纏う破壊獣武装形態人器融合型

親しい人物 :メルクリウスを除く全員。

嫌いな人物 :ラインハルトを除く全員。


聖槍十三騎士団・黒円卓第十二位・大隊長。

魔名は「悪名高き狼(フローズヴィトニル)」

劇中では殆ど「シュライバー」呼ばれており、魔名や名前側で呼ばれることはない。

ウォルフガングは偽名(父親の名)であり、本名は「アンナ・シュライバー」

戦時中の所属は第3SS装甲師団(トーテンコップ)兼、東部戦線遊撃部隊こと殺戮駆除部隊(アインザッツグルッペン)の特別行動部隊長。階級は少佐。

テーマ曲はEinherjar Albedo


黒円卓の中でも首領、副首領に次ぐ力を持つ大隊長の一人「白騎士(アルベド)」

中性的な容姿をしており、右目には髑髏を模した眼帯をつけている。

一見すると純真で天使のような少年に見えるが、その本性は倫理や理由など一切関係なくただひたすら人を虐殺する殺人鬼であり、聖槍十三騎士団最狂の危険人物。

だからと言ってただの殺人狂というわけではなく、彼には他者の感情の揺れに共感するという概念が無い。

『現象』としては知覚しているが故嘘や誘導が全く効かず、他者を殺した後の轍(わだち)としてしか認識できない

吸収した魂の総量だけなら他の大隊長2人を遥かに凌駕しており、その数は驚異の18万5731人。


カール・クラフトから魔名と共に与えられた呪いは「誰からも愛されない」


来歴

1920年2月27日にアンナ・シュライバーは生誕。

母ロミルダは生粋の娼婦であり、家業を共にする女が生まれることを望むも、生まれたのが男であったため、シュライバーの男性器を切り落として強引に娼婦として働かせた。

彼自身も生きるため、そして母のために娼婦を行うが、やがてその美しい容姿によって母よりも客を取るようになる。シュライバーの美貌への嫉妬に狂った母により右目を抉られ、さらに父ウォルフガングからの性的と呼ぶことすら生ぬるい猟奇的な暴力にさらされ続け、次第にシュライバーの精神は追い詰められていく。

最終的に彼は「自分は男でも女でもなく、子供も生めないし孕ませない」「故に種として完成しており、不死身である」という妄想に囚われ、父母を殺害。さらにその後もシリアルキラーとして客を中心に殺人を繰り返すのであった。


アンナちゃん


1939年12月24日、自分と似通った容姿であるヴィルヘルム・エーレンブルグと偶然出くわし殺し合いに発展する。

しかし、エレオノーレベアトリスの乱入、更にラインハルトカール・クラフトの介入により中断され、ラインハルトの圧倒的な力の前に屈服する事になった。

こういった経緯からラインハルトには絶対の忠誠を誓っている他、この時に決着の着かなかったヴィルヘルムとは深い因縁を持っている。

また、ヴァレリアとは彼の孤児院の子供達を虐殺したという事もあって因縁がある。


その後、1945年のベルリンでの儀式ではラインハルトへ追き従い、異界へと姿を消した。



余談だが、その生い立ちや作中での過激な行動・発言がとにかく目立つキャラであり、シナリオライターの正田崇の言う「歩く十八禁集団」の筆頭格である。


能力

聖遺物は『人器融合型』「暴嵐纏う破壊獣(リングヴィ・ヴァナルガンド)」

シュライバーが大戦中に愛用していた軍用バイクZundappKS750であり、位階は「創造」

シュライバーの意思で超高速かつ自由自在に移動する他、バイクを形成していない活動位階の段階ですら蓮や司狼の目で視認できない程度のスピードを出す事ができ、あまりのスピードに通過するだけでその通った道を破壊し尽くす。活動位階で宇宙速度、形成位階で音速の百倍を超えると作中では描写されている。

しかし、彼の深層心理には「誰にも触れられたくない」という渇望があるので、これだけのスピードと攻撃力を持ちながらも、敵からの攻撃に対してはダメージの有無を問わずに回避を最優先する

圧倒的なスピードと攻撃力を持つ反面、(魂の総量と比例せず)防御力は皆無であり、防御面はスピードによる回避に依存している。


また、聖遺物とは別に狼のルーンが刻印されたルガーP08のアーティラリーモデルモーゼルC96の二丁拳銃を所持しており、普段は相手に触りたくないのでこちらで戦っている。

ルーンの効果なのか、銃弾をシュライバーの犠牲者達(つまり総軍)から形成しているためか、銃自体は聖遺物ではないにも関わらず聖遺物の使い手に対してもそこそこダメージを与えられる。

なお、本人の方が銃弾よりも圧倒的に速い上に、シュライバー自身が発生させる衝撃の方が遥かに高威力である。


創造は求道型の「死世界・凶獣変生(ニブルヘイム・フェンリスヴォルフ)」

「誰にも触れられたくない」という渇望のルールを具現化し、「どんな速度や行動であろうと必ず誰よりも速く動くことができる」という能力を発現する。

高速移動を可能とする藤井蓮には非常に相性が良く、逆に創造位階の蓮からすればどうやっても勝てない天敵である。

なお、世界そのものを焼き尽くして回避する隙間すら与えないエレオノーレには相性が悪く、一撃必殺の拳を持つマキナは絶対に当たらないので相性が良い。その為、三騎士同士で三竦みが成り立っている。


ただし、彼はこの時点で聖遺物とは融合してはおらず、この創造は不完全な状態である。


詠唱

さらばヴァルハラ 光輝に満ちた世界

Fahr' hin,Waihalls lenchtende Welt

聳え立つその城も 微塵となって砕けるがいい

Zarfall' in Staub deine stolze Burg

さらば 栄華を誇る神々の栄光

Leb' wohl, prangende Gotterpracht

神々の一族も 歓びのうちに滅ぶがいい

End' in Wonne, du ewig Geschlecht

創造

Briah――

死世界・凶獣変生

Niflheimr Fenriswolf



以下ネタバレ













































能力(真創造)

どんな形であれ一度触れられるとシュライバーは狂乱状態となり、上述の三騎士の均衡すら崩す第二段階の真創造へと移行する。

発動時は詠唱が変わるだけでなく、髪は過去の姿同様に白く美しい長髪となり、右眼からはかつて彼が詰め込んだ犠牲者達の血や肉体、汚物が流れ出し続けるというおぞましい姿へと変貌する。また、それまで使用していた拳銃や聖遺物のバイクは完全に自身と融合し、徒手空拳や体当たりによる肉弾戦主体の戦闘スタイルとなる。


センシティブな作品


人器融合型である彼にとってはこの状態こそが本来の姿であり、真の実力を発揮する。

この状態のシュライバーは融合型の極致・生きる聖遺物そのものとなっており、その眼光や吐息、気勢などのシュライバーから放たれるもの全てに聖遺物の力が宿っているため、ただの咆哮ですら聖遺物の使徒を殺傷する事が可能。

能力自体は同じく絶対回避だが、狂乱状態ゆえに「接触した事実にも気付けない」ので相手に触れられても自己の世界が崩壊しない。創造の性質上、この状態でも相手に触れた部分は砕けてしまうが、彼が喰らった魂を再生燃料としてどんな損傷からも瞬時に再生・復元される

故に自身が砕けても凄まじいスピードの体当たりを繰り返す事ができ、それが単純かつ強力な攻撃手段となっている。

この状態になると圧倒的な再生能力によってエレオノーレですら焼き殺すのが厳しくなってしまい、首領を除く全団員中最強の存在となる。

ちなみに発動前に致命傷を受ける、もしくは聖遺物が破壊されるとこの創造は発動できない。



なお、彼の本来の渇望は「誰にも触れられたくない」ではなく「抱きしめてほしい」である。

この渇望は同時に自分が両親に愛されていないという現実と、それでも愛を求めている弱い自分を直視しなければならないものでもあった。故に彼は己の渇望を「誰にも触れられたくない」と偽り、自分は両親に愛されている、しかし自分がそれを拒絶しているに過ぎないとする事で、真実を狂乱の檻へと追いやった。

ひたすら両親の愛を求め、それでも得られず狂ってしまったその様は悲劇以外の何物でもないが、当時の時代背景からするとこのような悲劇自体はありふれたものであり、かつシリアルキラーの典型的な生い立ちであることから、遊佐司狼本城恵梨依からは「選択肢が極限まで少なくても自分で選んだ道」「普通過ぎてつまらん」などと切って捨てられてしまった。




詠唱(真創造)

ああ 私は願う どうか遠くへ 死神よどうか遠くへ行ってほしい

Voruber, ach, voruber! geh, wilder knochenmann!

私はまだ老いていない まだ生に溢れているのだからどうかお願い 触らないで

Ich bin noch jung, geh, Lieber! Und ruhre mich nicht an.

美しく繊細な者よ 恐れることはない 手を伸ばせ 我は汝の友であり 奪うために来たのではないのだから

Gib deine Hand, du schon und zart Gebild! Bin Freund und komme nicht zu strafen.

ああ 恐れるな怖がるな 誰も汝を傷つけない 我が腕の中で愛しい者よ 永劫安らかに眠るがいい

Sei guten Muts! Ich bin nicht wild, sollst sanft in meinen Armen schlafen!t.

創造

Briah――

死世界・凶獣変生

Niflheimr Fenriswolf



他作品での活躍

続編では男性面女性面に分かれて登場する。


関連タグ

Diesirae 男の娘 シリアルキラー

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