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ガンダムキマリスの編集履歴

2016-03-19 08:11:15 バージョン

ガンダムキマリス

がんだむきまりす

ガンダムキマリスとは、TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場するモビルスーツである。

概要

厄祭戦末期に建造された72機のガンダム・フレーム搭載型モビルスーツの一機。

戦時中、後にギャラルホルンの中枢たるセブンスターズの一角に加わるボードウィン家の初代頭首によって運用された機体である。

戦後は厄祭戦を終結に導いたギャラルホルンの理念の象徴として式典などの行事に使用されてきた為、その存在は広く認知されていたものの、時代の移り変わりと共にその記憶は風化していき、戦後実戦での主だった運用記録は無かった。しかし、ボードウィン家の跡取であるガエリオ・ボードウィン鉄華団追撃の折にシュヴァルベ・グレイズに代わりこれを乗機とした事で、およそ300年ぶりに実戦投入される。


ガエリオが運用する際、機体に搭載されていた阿頼耶識システムは取り外されており、コックピットもグレイズと同系統の物に変更されているが、ガエリオの操縦技術も相まって三日月・オーガスの駆るガンダム・バルバトスと互角の戦闘を演じる。


キマリスはガンダム・フレーム搭載機の中でも近接格闘戦に特化した機体として調整が加えられており、曲線を多用した外部装甲や上方に突き出た頭部装甲はそのコンセプトと相まって中世の騎士を思わせる。

各部に搭載されたバーニアによって高い推力と機動力を両立させており、特に宇宙空間での運用に優れ、惑星重力の影響を受ける低軌道での戦闘に於いても高い安定性を発揮する他、脚部装甲内に備えられた高出力バーニアを展開して高機動形態に変形する事で推力の向上や素早い方向転換も可能。

更に特徴的な頭部には高性能センサーが搭載されており、これと各部バーニアを連動させる事で高機動戦闘時に於いてもミリ単位にも及ぶ緻密な軌道修正を行う事が出来る。

キマリスはこれらの機能をフルに発揮し、機体その物を弾丸として敵機を粉砕する一撃離脱戦法を得意とするが、高機動形態時の機体制御にはそれ相応の技量を要する上に高機動戦闘時に懐に入り込まれた際の迎撃手段に乏しく、また兵装の運用概念の違いもあって足を止めての斬り合いを不得手とするなど幾つかの欠点も併せ持つ。


機体データ

形式番号ASW-G-66
全高19.3m(ノーマル)/19.1m(トルーパー)
本体重量31.7t(ノーマル)/32.7t(トルーパー)
動力源エイハブ・リアクター×2
武装
  • グングニール(ノーマル)
  • コンバットナイフ(ノーマル)
  • スラッシュディスク(ノーマル)
  • キマリスブースター
  • デストロイヤー・ランス(トルーパー)
  • キマリスサーベル(トルーパー)
  • キマリスシールド(トルーパー)
  • 機雷(トルーパー)
パイロット初代ボードウィン卿→ガエリオ・ボードウィン

バリエーション

ガンダム・キマリス(ブースター装備)

バックパックを長距離飛行・低軌道戦闘を想定して専用に開発された「キマリスブースター」へ換装した状態。

キマリスブースターは惑星重力圏内であっても高い機動力を維持する事が出来る程の推進力をキマリスに付与し、グングニールによる一撃離脱攻撃を更に強化する。

バーニア部はフレキシブルに可動する為、機体の姿勢制御や方向転換等に支障はきたさない。


ガンダム・キマリストルーパー

ガンダム・キマリストルーパー

地上での決戦用に装甲を換装したガンダム・キマリス。

ほぼ全身にわたって装甲が変更されており、元の装甲が宇宙空間での運用を想定した重装甲であったのに対してこちらは軽量装甲を採用し、地上での長期間運用に適した調整が施されているが、各機能は宙戦でもノーマル仕様と遜色ない性能を発揮できる汎用性も持ち合わせている。

キマリスの特徴の一つである脚部の展開機構は人馬を思わせるトルーパー形態への可変機構に置き換わっている。地上ではホバーによる高速機動と被弾衝撃の緩和を実現し、重力の影響を最小限に抑えた高い突撃力を発揮。無重力空間では多脚によるAMBAC能力の向上でマニューバの安定性を高めている。

また、大型ランスを主兵装とする点に変化は無いが、重力下では片手で扱うには保持力や安定性に難があるため、サイドスカートに備えられたサブアームを使用して柄を保持する。

他の武装も全て地上用の物へと変更されており、新たにシールドとサーベルを装備。


武装

グングニール

キマリスの全長に匹敵するサイズを誇る大型ランス。そのデザインは中世の馬上槍を模しており、キマリスの象徴的武装として認知される。

バーニアによる加速状態からの一撃離脱戦法がキマリス運用における基本スタイルとなり、ナノラミネートアーマーで防御を固めたモビルスーツや装甲強襲艦に対して威力を発揮する。

しかし、加速開始から充分な速度を得るには相応の距離が必要となる為、射撃攻撃などで速度を殺されるとそれに比例して破壊力も低下するのが欠点。

側面には120mm砲2門が併設されており、こちらは主に牽制目的で用いられる。


コンバットナイフ

リアアーマーにマウント可能な折り畳み式の大型ナイフ。

地上や海中での戦闘を想定して開発された装備であるが、足を止めて斬り合う戦闘はキマリスとしては不本意な状況であり、速度を得られない状態や懐に入り込まれた時の予備兵装的な意味合いが強い。


スラッシュディスク

肩部ウェポンラック内に格納された手裏剣状の射出兵装。

先述の様に足を止めた殴り合いが本領でないキマリスが組みつかれた際の牽制として放つ、所謂CIWSの様な役割を持つ。

モビルスーツのフレームにも用いられる希少金属を構成素材の一部に盛り込んでおり、これによってナノラミネートアーマーが塗布された装甲を斬り裂く事が出来る。


デストロイヤー・ランス

グングニールに代わりキマリストルーパーの主兵装となる大型ランス。穂先は尖鋭化されておらず、「貫く」グングニールに対してこちらは「突き砕く」能力に秀でている。

側面に140mm機銃を二門備え、遠距離戦にも対応する点はグングニールと変わらないが、デストロイヤー・ランスはそれに加えて姿勢制御用スラスターが装備されており、突撃時の微細な軌道変更が可能となっている。


キマリスサーベル

キマリスシールド裏に格納される短剣。

コンバットナイフと同じく通常は予備兵装として扱われるが、ランスの制御をサブアームに委ねてこちらをメインアームで使用する戦法も可能。


キマリスシールド

装甲の換装に伴い低下したキマリストルーパーの防御力をカバーするために装備された大型の盾。

マニピュレーター保持用のグリップと腕部直付け用のジョイントを有し、またサブアームでの保持も可能なため、状況に応じて適切なポジションで防御姿勢を取ることができる。


機雷

キマリストルーパーのリアスカート内に格納される機雷。

炸薬、スモーク、ナパームといった種類の装薬を用途に応じて選択でき、拠点制圧、対モビルワーカー戦、撹乱用弾幕などに使用される。


関連項目

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

ギャラルホルン

ガンダム・フレーム シュヴァルベ・グレイズ

ガエリオ・ボードウィン


ヴェルキンゲトリクス:亡国のアキトに登場する人馬形態への可変機構を持つ機体。鎧騎士を思わせるデザインや長物(大斧)を主兵装にしている点でも似ている。因みに、パイロットの中の人も一緒である。

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